ものを数えるときに、指を使って数えることがありますね。
頭の中で数えるのは無しとすると、ふつうは片手で0~5までしか数えることができません。
しかし、5本の各指について、「伸ばす」「曲げる」の2通りの選択肢がありますから、5本の指の立て方は
2×2×2×2×2=32通り
存在することになります。
したがって、理論上は片手で0~31の32の数を数えられることになります。
では、どのようにしたらよいのでしょうか?
これには方法があり、2進法(高校内容)の原理を応用するのですが、
・親指を伸ばすと、+1
・人指し指を伸ばすと、+2
・中指を伸ばすと、+4
・薬指を伸ばすと、+8
・小指を伸ばすと、+16
とします。
たとえば21は、16+4+1と分解できるので、小指と中指と親指を伸ばします。
逆に、ピースをした場合は、人指し指と中指が伸びているので、2+4=6を表しています。
この2進法は、誕生日当てクイズにも応用することができます。
下の5枚のカードを見せて、生まれた日が書いてあるカードの番号を教えてもらいます。
たとえば私なら、④と⑤だけにあります。
わかりましたでしょうか?
時間をかければもちろんわかるのですが、実はカラクリを知っていると、1秒で当てることができます。
その方法は簡単。言われたカードの番号の左上の数(1,2,4,8,16)を足すだけでいいのです。
④と⑤だけにあると言われれば、
8+16=24日生まれ
だとわかります。
このカラクリを知りたい方は、片手で0~31を数える方法をヒントにすると、少し見えてくるかもしれません。
カードの数は上の通りでないとダメなのですが、ぜひ友達や家族等で試してみてください。