私は長年にわたって、いわゆる猫背でしたが、その弊害を知って、ここ数年、正しい姿勢をとるように気を付けています。
猫背とは背中が丸まった姿勢ですが、これではまず、肺が広がらないため、深い呼吸ができず、結果的に脳への酸素供給量が減って、ボウッとしやすくなります。また、首が前に出て、重たい頭や上半身を筋肉だけで支えるので、肩こりや腰痛になりやすいといいます。
さらに背骨は重要な神経の通り道なので、猫背だと運動能力が落ちたり、自律神経が乱れるなどの弊害が生じるそうです。
一方、姿勢を正しくすると、活動するときに働く交感神経が優位になり、このような状態で授業を聞くと、集中できるので、学習効果が高まるといいます。
椅子に座っているときの正しい姿勢とは、膝と腰がどちらも大体、直角になっている姿勢。猫背に慣れてしまった人にとってこの姿勢は楽ではないかもしれませんが、まずは意識することから始めてみましょう。