一般に、背が高い人は声が低く、背が低い人は声が高い傾向がありますね。
これは、「ファントの法則」といって、身長と地声の基本周波数の高さは反比例するのだそうです。大きい太鼓ほど低い音が出るように、人間も背が高く体が大きいと、声を振動させる声帯などの発声器官も大きいため、低い声が出やすいそうです。
部活で吹奏楽をやってきた人ならご存知の通り、管楽器も管の長いファゴットやチューバで低い音域を担当し、管の短いフルートやトランペットで高い音域を担当しますね。弦楽器も、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスと、サイズが大きくなるにしたがって、徐々に低い音域を担当しますね。
人間も楽器も、同じ物理法則にしたがっているというのは、おもしろいですね。