中学生は中間試験が終わり、結果が返ってきています。
今月末に期末試験がありますので、切り替えてすぐに準備しないといけないのですが、その前に必ず、「中間試験の振り返り(テスト直し)」をしましょう。
学校では、テスト直しの課題が出ている教科と出ていない教科があるようですが、私はよく、
「テスト直しの課題が出ていなくても、テストの振り返りをしなさい」
と言います。
さらにいうと、言い方は悪いですが、学校でテスト直しの課題が出ているから安心というわけでもなく、
問題文と自分が書いた解答、正しい解答をただひたすら書き写しまくってそのまま提出、と機械的に終わらせる子もいます。
それだと、時間をかける意味がないですし、「テスト直しをした」とも言い難いですよね。
テスト直しで意識したいことは2つあり、1つ目は、
「間違えた問題を、何の助けも借りずに解けるようになっているか」
です。
テストで正答できなかったということは、「勘違い」なのか、「本当にわからなかった」のか、何かしらの原因があります。
いずれの原因にせよ、もう1度その問題に取り組んでみましょう。
(後者であれば、事前に解説を見るor聞くなり質問するなりして、まずは正しく理解する必要があります。)
何も見ずに正答できるようになっていればOKですし、そこでまた間違っていれば、再度正しく理解することに注力し、正答できるまで解き直しましょう。
2つ目は、
「自分の間違い方の傾向を、ある程度把握しておく」
ことです。
例えば、英語で「文頭を大文字にしていない」間違いが4問あり、4点も引かれてしまった場合、
「次のテストで気を付ければいいや」と軽く捉えるだけだと、おそらく期末でも同じミスをすると思います。
「自分は、文頭の大文字のミスをしやすいから、普段から意識しておかないといけない」
というように、テストだけでなく、普段から意識することが大切です。
あるいは、基本問題はほぼ正解だったけど、応用問題がことごとく取れていない、という人もいると思います。
もちろん、まずは1つ目の解き直しを行ってほしいのですが、次のテストに向けて、
「ワークの応用問題のところに時間をかける必要がある。そのためには、早めに準備しておかないといけない」
という発想をもつ必要があります。
「早めに準備しないといけない」ということは、「自分の行動を変えないといけない」ということで、
そこでどれだけ動きを変えられるかが、カギとなるでしょう。