「なせばなる」という言葉はよく聞きますが、漢字で書くと「為せば成る」、つまり「やればできる」という意味になります。
この言葉の出典としては上杉鷹山の
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
(何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成することができる。結果が得られないのは、為し遂げる意思を持って行動しないからだ)
が有名ですが、もともとは武田信玄の次の言葉を、上杉鷹山がアレンジしたものだと言われています。
「為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人の儚さ」
(強い意志を持って行えば必ず実現するのに、できないと諦めてしまうのが人の愚かさだ)
武田信玄は有名ですのでここで改めて解説する必要はないかと思いますが、上杉鷹山は、アメリカのJ・F・ケネディ元大統領やビル・クリントン元大統領に「もっとも尊敬する日本人政治家」と言わしめた江戸時代の米沢藩主です。
鷹山は17歳で米沢藩の家督を相続します。当時の米沢藩には、現在の価値にして約200億円とも言われる多額の借金がありました。鷹山は、領民の指導から財政再建の産業振興まで、多岐にわたる改革を行い、次の藩主・治広との2代にわたる56年間の改革の末、藩の借金は完済されました。
武田信玄、上杉鷹山の両人に共通しているのは「意志の強さ」の重要性を説いている点です。偉大な人物の言葉だけに、重みがありますね。
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