1、勤勉
勤勉とは、一生懸命に努力するということです。価値あるものはすべて努力によって生まれます。
2、情熱
私たちは情熱を持ち、自分のしていることを愛さなければなりません。当たり前ですが、情熱がなければ、能力を存分に発揮できません。
特にリーダーは情熱を周りのメンバーに伝染させなければなりません。情熱があれば、人びとをますます高いレベルの業績へと導くことができるのです。
3、友情
個人であれチームであれ、成功するためにはある程度の友情がなければなりません。それは、お互いの評価と尊敬と献身から発せられる強力なエネルギーです。友情とは、お互いに与え合う双方向の関係なのです。
4、忠誠心
いっしょに課題にとり組んでいる人どうしが忠誠心を抱き合うことは、成功のためには絶対に必要です。相手への敬意は忠誠心を生み出します。忠誠心は、バラバラの個人をひとつのチームにまとめあげる接着剤のようなものす。
5、協調性
グループの潜在能力を存分に発揮するためには、あらゆるレベルで協力し合わなければなりません。相手から協力を得るには、まず相手に協力することです。自分のアイデアを聞いてほしければ、まず相手のアイデアに耳を傾けることが重要です。
6、自制心
自分の感情をコントロールできなくなると、判断力と感性が鈍るとウッデンは指摘します。不平・不満、愚痴、言い訳は、現状の打開を不可能にするだけですから、自制心を身につけ、自分をコントロールしましょう。
7、 注意力
私たちは視野が非常に狭くなっていて、目の前にあるものが見えていないことがあります。アメリカの英雄はリンカーンは、注意力を身につけていたため、多くのことを学べたと言います。自分のベストの状態に達しようと努力するとき、注意力を身につければそれが、様々な目標を達成できるようになります。
8、集中力
集中することで、決断力が高まります。自分が決めたことに集中することで、結果を出せるようになります。本当の意味で業績をあげるにはかなり長い時間がかかりますが、途中であきらめてはいけません。 自分がこうと決めたことに集中しましょう。ウッデンは1948年にUCLAのバスケットボール・チームのコーチに就任しますが、努力を重ねても、14年間一度も全米優勝できませんでした。しかし、15年目にしてはじめて優勝し、翌年には再び優勝しました。そして、その後の10年間で8回優勝すると言う偉業を成し遂げたのです。
9、行動力
失敗を絶対に恐れてはいけません。失敗したとしても、そこから何かを学ぶことができるのですから、行動を続けましょう。
10、コンディション
自分の能力を最大限に発揮しようとするなら、何事においてもコンディションづくりがしっかりできなければいけません。
11、技術
技術とは、自分の仕事のすべてを遂行することができるということであり、仕事の一部分だけができるという意味ではありません。ウッデンは経験を非常に重視してますが、経験豊富で技術が乏しいよりも、経験が乏しくても技術が豊富なほうがよいと考えていました。
12、チームスピリツト
全体の利益のために、自分の利益や栄誉を進んで犠牲にする精神がチームスピリットです。チームスピリットは、みんなの利益のために私利私欲を進んで犠牲にすることで、それができるのがチーム・プレーヤーです。
13、平常心
他人のように振舞わずに、「自分であること」を意識しましょう。
14、自信
他人からの信頼を得たいなら、まず、自分で自分を信じなければなりません。
15、競争力
真の競争者は非常に大きな課題に挑戦するのが、爽快であることを知っています。
この15のブロックを積み上げたあとで、ウッデンは忍耐力と信念をあげています。この2つの資質はブロックを繋ぐ、接着剤のような役割を担います。
忍耐力
ほとんどの人は忍耐力に欠けるとウッデンは言います。競争力を発揮するには忍耐力が必要で、卓越したものを創造するには忍耐力が欠かせません。成功をおさめる人たちは、忍耐力を備えているのです。
信念
物事が本来あるべきように展開するという信念を、 われわれは持たなければならない。私はもちろんそう信じている。しかし、物事は必ずわれわれの願いどおりに展開するなどと言うつもりはない。けれども、われわれは自分がすべきことをしているかぎり、物事は本来あるべきように展開するという信念を持たなければならない。
成功のピラミッドの頂点にあるのは成功です。15個のブロックを積み上げ、忍耐力と信念でそれらを結合することで、成功が手に入ります。 「成功は、苦闘のために自分の努力、肉体、心、魂を100パーセント発揮することである」とウッデンは述べていますが、15の資質のどれが欠けてもダメなのです。