先月は教育改革による中学英語の難化について書きましたが、今回は小学英語について簡単にご説明します。
今回の学習指導要領の改訂によって、今年4月から小学校では3年生から正式に『外国語活動』が始まり、5年生から英語が正式な教科(=通知表の評価項目)になります。習得語彙数も600~700語とされていますし、中学英語の実質的な前倒しと言っていいでしょう。
3~4年生での外国語活動に楽しく参加できていても、5~6年生では「読み・書き」の学習になりますから、勉強をしなければ当然テストで良い点が取れなくなります。中学では基本的に授業は英語で行われることになっているので、小学英語でつまずいてしまった子たちは、中学校で英語の授業に全くついていけなくなる可能性大です。
高校/大学入試でも「読み・書き・聞く・話す」の4技能のバランスを問う試験へとシフト傾向にありますから、小学生の内からしっかりとした英語学習が重要です。