フランスで革命が始まった翌年である1790年、世界中に様々にある長さの単位を統一し、新しい単位を創設するために、フランス科学アカデミーに、特別に委員会が設立されました。ここで新たに誕生したのが「メートル」です。
その委員会では「自然科学に根拠を持ったものでなければ世界で共通に使ってもらえない」ということで、次の3つの案が検討されました。
1. 地球の北極から赤道までの経線の長さの1000万分の1
2. 赤道の周長の4000万分の1
3. 北緯45度の地点で、半周期が1秒になる振り子のひもの長さ
3案は、地球の重力が場所によって異なることと、長さの定義に時間を使わなければならないという理由で却下され、2案も、赤道上には海上区間や熱帯地域が多く、測量が困難という理由で採用されず、1791年にフランス国民議会で1案が正式に採用されました。
つまり、「メートル」はフランス生まれなんですね。
現在の定義ではより厳密に、「1秒の2億9979万2458分の1の時間に光が真空中を進む距離」とされていますが、1 mの長さそのものは、変わっていません。
ちなみに「メートル」の語源は、ギリシャ語で「ものさし」「測る事」を意味する「metron」だそうです。
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