TVでよく、医薬品のCMが流れていますが、ほとんどのCMの最後に「ピンポン」という効果音が流れます。
あるいは、タレントさんが口で言っている場合もあります。
何か理由があるのかと思い、調べてみました。
結論から言いますと、「ガイドラインで定められているから」という理由でした。
「OTC医薬品等の適正広告ガイドライン」という100ページ以上にわたるガイドラインが存在し、そこで定められています。
そもそも、ピンポンという音とともに、「使用上の注意」を表示する義務があり、テレビCMの場合は、
・画面の3分の2以上を占め、静止した文字で1秒以上表示
・視聴者の注意を喚起するような音声等を併用する
必要があるようです。
この2つ目の「注意を喚起する音声等」というのが、ピンポンにあたります。
なお、ガイドラインには、あくまで「音声等を併用する」としか書かれていないため、必ずしも「ピンポン」である必要はないようです。
ほかにも、汚れや炎症等がなくなるアニメーションでは、必ずそれらが少し残っています。
「必ず残すように」という趣旨の文言の記載はないのですが、各製薬会社が、
・誇大広告に当たらないよう留意
・効能効果の保証的表現にならないよう留意
していることから、残していると思われます。
このガイドラインにはほかにも、言葉遣いや表現の注意点が数多く記載されております。
興味がある方は、調べてみてください。