先日、とある高校生の授業の際、「この問題はできます」と言うので、実際に解いてもらったところ、途中で「どうやるんでしたっけ」となりました。つまり、できなかった訳です。このようなケースは、授業の際、時々起こりますが、このような仕上がりが曖昧な勉強を続けていても、成績はなかなか上がりません。
「できる」と言った場合、「できるかもしれない」ではなく、100%の確率で解けないと意味をなしません。そして、過去に「できなかった」問題を「できる」問題に変えていくことが、勉強の本来の目的です。
100%の自信を持って「できる」と言える問題が増えることで、その教科に対する自信も生まれ、成績も向上します。「できなかった」問題を中途半端な状態ではなく確実に「できる」問題に変えるまで、今よりもほんの少しだけ頑張って反復練習を怠らないことが、短期的には大変なことのようですが、長期的に見れば大きなプラスになります。
是非、過去のブログ「記憶のメカニズムと復習のタイミング」
https://jyukuerabi.com/detail/278/blog/4072
も参考になさって、確実に「できる」問題を増やしていってください。