今、若い世代を中心に、黒目が内側に寄って、その状態から戻らなくなる「急性内斜視」が増えているそうです。その原因とみられているのが、スマホの見過ぎなのだそうです。
眼球の動きに欠かせないのがその周りの筋肉ですが、スマホなどを近くで見続ける場合、眼球を内側に向ける筋肉が縮み、眼球を内側に寄せて画面を見ようとします。こうした状態が長く続くと、この筋肉が縮んだままとなり、戻らなくなってしまうそうです。こうなると、両目の視線が一致しないため、ものが二重に見えてしまうといいます。
スマホというのは、大変便利な道具ですので、私も公私にわたってお世話になっていますが、使いすぎはよくないようですね。兵庫医科大学の三村治特任教授は、スマホの使用に関して「30cm以上離すこと」と「1日4時間未満の使用」を推奨しています。
スマホと上手に付き合って、斜視にならないように注意しましょう。