先日、小学5年生と算数の勉強をしていた時のことです。
イコール(=)の右に、式の一部だけを計算した結果を書いていました。
「式全体じゃないのにイコールでつなげちゃダメだよ」と以前にも注意したのですが、どうやらわかっていない様子。
そこで、「この記号(=)の意味わかる?」と尋ねたところ、首をひねっています。
あれれ?
一緒にいた小学3年生にも聞いてみたら、何とか絞り出した答えは「次へ」。
……驚きました。
結局、2人ともイコール(=)は右矢印(→)のイメージで捉えていたのです。
計算が進んで行く過程を表す記号と考えているなら、一部分だけ取り出して計算するのも納得です。
「なるほど…」と腑に落ちました。
同様の間違いをする生徒さんは珍しくないのですが、みんな等号の意味を勘違いしてるだけかも。
2人には、「イコール(=)とは、その記号の左と右が“同じ”(正確には“等しい”と言うべきですが小3には難しいので)という意味なんだよ。式の一部分だけ書いたら、左と右が同じじゃなくなっちゃうでしょ?」と説明したら、わかってくれたみたいでした。
イコールの意味は、中学校で「式の計算」や「方程式」などを学ぶ際(小学校でも少しやりますが)に、意外と大事なポイントだったりします。
自分は当たり前だと思っていても、子どもたちにとってはそうじゃないことが多くありますね。
勉強になりました。