中学国語の文法問題で、助詞の識別というテーマがあります。
助詞の意味や働きを考えて、傍線部の助詞と同じ働き・意味のものを選べって問題ですね。
その中の一つに、格助詞の「の」があります。
例えばこんな文
『君の話は、ぼく「の」聞いた話とずいぶん違う。』
指導の場面では、この場合の「の」は、「が」に置き換えることができるよね。
と説明します。
そして、次のような選択肢があったとします。
ア 朝の散歩が父「の」日課だ。
イ コスモス「の」咲く丘を越える。
ウ ほしい本を探す「の」に時間がかかる。
エ 彼女に話す「の」はやめておこう。
ア →父「が」日課だ。とは言い換えられないので違う。
イ →コスモス「が」咲く丘、と言い換えられるのでOK。
ウ →探す「が」に、とは言い換えられないので違う。
エ →話す「が」は、とは言い換えられないので違う。
と、まあ標準語圏ではこれでOKです。
ところが!!
富山弁では
探す「が」に時間かかる
話す「が」はやめとこう
って・・・・!!
普通に使うよ~
と、いうことで、文法問題に取り組むときは富山弁モードになっていないかよくよく気を付けて下さいね(笑)