アルファベットは現在、世界の広い地域で使われていますが、その起源は古く、紀元前32世紀頃に誕生した、古代エジプトの象形文字である「ヒエログリフ」にまで遡ることができます。
その後、紀元前16世紀頃にシナイ半島で使われていた「原シナイ文字」、地中海の海上貿易を担った海洋民族であるフェニキア人が紀元前11世紀頃に創り上げた「フェニキア文字」、紀元前8世紀頃に出来上がった「ギリシャ文字」、紀元前6世紀頃に出来上がった「ローマ字(ラテン文字)」を経て、現在のアルファベットが完成したと言われています。
ちなみに、アルファベットという言い方は、ギリシャ文字のα(アルファ)とβ(ベータ)から来ています。
また、英語以外の言語ではA~Zまでの26文字以外にも独自の文字が使われており、ドイツ語では4字、フランス語では14字、スペイン語では7字の独自文字があります。