I gave him a present. (私は彼に、プレゼントをあげました)
I bought him a present. (私は彼に、プレゼントを買いました)
これらの文章は、「彼に」「プレゼントを」という2つの目的語があり、第4文型と呼ばれます。
この2つの目的語の順番を入れ替えて、いわゆる第3文型の形に書き直すと、それぞれ次のようになります。
I gave a present to him.
I bought a present for him.
ただ語順を入れ替えるだけでなく、前置詞toやforが必要になります。
ところで、このtoもしくはforは、実はどちらでも良いわけではありません。
toを使う動詞としては、giveのほかに
「lend(貸す)」「show(見せる)」「teach(教える)」「tell(伝える)」
などがあります。
一方、forを使う動詞としては、buyのほかに
「cook(料理する)」「get(手に入れる)」「make(作る)」
などがあります。
どのように使い分ければよいのでしょうか。
使い分けの基準は、「相手がいないといけない」かどうかです。
例で挙げた「lend(貸す)」「show(見せる)」「teach(教える)」「tell(伝える)」は、いずれも相手がいないと、成り立ちません。
つまり貸す相手、見せる相手、教える相手、伝える相手が必ずいるわけです。
このような場合はtoを使います。
一方、「cook(料理する)」「get(手に入れる)」「make(作る)」は、必ずしも相手が必要とは限りません。
料理する、手に入れる、作る、という動作は、相手がいなくても、1人で行うことができます。
このような場合はforを使います。
toを使う動詞はこれとこれと・・・と覚えるのではなく、根本のルールを覚えるようにしましょう。