台風の影響も心配されましたが、心地よい天候の中、アルファ森の教室サマースクールが7月27日(土)行われました!
少人数での開催となりましたが、今回は『野外炊事』に挑戦しました。
「野外炊事」といっても、この活動で学んでほしいことは、ただそのためのスキルを学ぶことだけではありませんでした。
講師を務めてくださった寺子屋つながリンクの池田美佳さんのブログから一部を抜粋して、当日の活動をご紹介いたします☆
方法はひとつではないことを知る
持ち寄った野菜で子どもたちでメニューを考えてご飯を作る。
これは、防災にも通じる活動ですが、
今回はそれよりも「同じ材料から色々なものを作ることができる。」事によって知る
「色々な方法があるし 色々な考えがある」 と、言うこと。
屋外に出ると 屋内のやり方ではうまく行かないことが多い。
屋外だからこそのやり方もある。
その時 その状況 その仲間 によってやり方は変化する。
でも、出来上がればおいしい。
先日集まった食材は
ひき肉、ピーマン、キャベツ、ジャガイモ、ナス、ズッキーニ、トマト、キュウリ そしてお米。
使用できる調味料は 塩、味噌、醤油、だし。
子どもたちが考え出したのは
ピーマンの肉詰め
サラダ混ぜご飯
野菜サラダ
野菜スープ
だけど、油が無い事に気づき
途中でピーマンの肉詰めは野菜スープに突っ込まれることになり
余ったお肉もスープに投入されることになった。
野菜の切り方も大きさも 子どもたちで考えて 話して決めて作り上げていく。
もちろん味付けも。
大人が口出ししたくなる場面もたくさんあるけど「方法はひとつではない」ってことを大人も知る。
出来上がったものを食べて「これもありだな」と感じる。
肉に味付ればよかった
もうちょっと塩を入れればよかった
そんな感想もあったけど
それは「失敗」ではなく 次へのステップへの大成功。
そんなことを体験し 最後にしっかり振り返りをする。
普段の生活でも ひとつの目標に到達するために 色々な方法がある
失敗とみられることも 次へのステップになったら
それは「失敗」ではない。
時間もかかっても
次にどうしたらもっと早くできるか
考えることができたら
その時はそれが最善のやり方だったということ。
方法はひとつではない
そして
失敗や間違いだと思うことを
そのままにしなければ
それは「成功」になる
ということ
そんなことを感じることができた 森の教室でした。