あなたは「嫌なこと」が起こるから「嫌だなぁ〜」という気持ちになり、「楽しいこと」が起こるから「楽しいなぁ〜」という気持ちになると思っていませんか。
「そんなの当たり前なことじゃないか。」と思うかもしれませんが、実はそうではないのです。「嫌なこと」「楽しいこと」というのは、どんなことが起こったかに関係なく、あなたが決めているのです。
こんな話があります。靴を売るセールスマン2人がある国に、靴を売るために送り込まれました。その国というのは、国民のほとんどが靴を履いていません。さて、あなたがこのセールスマンだったらどのように思いますか。
セールスマンの1人はこう思いました。
「誰も靴をはいていないんだったら、靴なんて売れないじゃないか。最悪な場所に送り込まれたもんだ...。」
しかし、もう1人のセールスマンはこう考えました。
「誰も靴を履いていないということは、靴の良さを伝えれば、これから靴を履く人が増えるかもしれない。そしたら靴をたくさん売ることが出来る!」
どうでしょうか。この2人は全く同じ状況なのですが、感じたことというのは、正反対です。分かりましたか?どんなことが起こっても、その時の感情・気持ちを決めるのはあなた次第なのです。
本当は辛いと思っていることでも、見方を変えるともっと前向きになれることもあるかもしれません。ぜひあなたは、後者の方のセールスマンの考え方になってください。