ある日の授業を再現します。
薬師:ほうれんそう1把98円、3把でなんぼや?
生徒:ええーっと。98かける3・・・
薬師:どあほっ。98×3してる奴はあほもええとこや。
100×3するんや。ほぼ100円やろ、ほんで、2円×3引くんや。
生徒:あー、・・・そうか・・・
薬師:お前らなあ、スーパー行って、買い物したことないんやろ。
わしわなー毎日のようにスーパー行って買い物してるんや。
それも、財布になんぼあるかなってにらみながら買い物してるんや。
そやさかい、いっつも計算しながら買い物せなあかんねん。
お、今日は1500円以内やな・・・ってなもんや。
うっかり計算まちごたら、レジで「これ、返すわ」言うて恥かかなあかん。
そやさかい、計算は必死のパッチや。
生徒:・・・(無言)
薬師:よし、今日は、、みんな、自分で連立方程式の応用問題作れ!
問題解くばかりが能やないで、自分で問題作ったら、方程式の感覚がしっかり身につくんや。
生徒、取り組む(中には横向いたり、後ろ向いたりのやつもいる)
薬師:こら!S!前向かんかい!(注意は容赦ありません)
生徒:できました!
薬師:よし、お前言うてみい!
生徒:えーっと、1個20円のリンゴと1個15円のミカンを合わせて8個買ったら、120円でした…
薬師:どあほう!失格じゃ、
生徒:えーっ。
薬師:リンゴ20円?・・・リンゴ20円で売ったら、青森のリンゴ農家は首つって、一家心中せなあかんわ。リンゴなんぼ安ううても、100円前後じゃ。
お前、社会勉強してから出直せ。
お前、母ちゃんとスーパー行っても、車の中でゲームでもやってるんやろ。
ゲームの世界から出て、現実の世界を見てこい。
お前の頭には社会の現実が欠けてるぞ。
レタスは長野や群馬の涼しいところでできるっというけど、スーパーでは淡路島県産がほとんどや ぞ。
なんでかなあ・・・
数学であろうと、理科であろうと、いつも社会の視点を書いてはいけません。
私たちはこの社会に生きています。