令和8年度以降に「富大附属中学校」の受験をお考えの親子の皆様、生徒の募集定員が大幅に減ることをご存知ですか?
こんにちは、お子さんにぴったりの学習塾・個別指導塾をご紹介する「塾選び富山」の教育ライター稲泉です。
「富大附属中学校」の受験を検討している親子にとって、募集定員減は心配になる知らせではないでしょうか。
本記事では「どれだけの人数が減るのか」「定員が減る理由は?」という疑問にお答えするほか、
令和7年度(2025年1月)入学試験の、試験日程や合格発表日などの詳細をお知らせします。
募集定員減のお知らせは、「富大附属中学校」の公式Webサイトにて発表されています。
(富山大学附属中学校公式webサイトより引用)
公式サイトによると、「令和8年度から、1学級の定員を40人から5人減少させ、35人とする」とのこと。
つまり、1学級5人減×4学級で、合計20名の減少。
これまで160人だった募集定員が、140名になるというわけです。
また、令和8年から始まる募集定員減の動きは令和10年度まで続けられ、最終的には全学年が35名体制に移行するのだそうです。
1クラスの人数が減ることは、ひとりひとりの生徒がより手厚く見てもらえるというメリットがありますが、受験生にとっては緊張感が増す情報ではないでしょうか。
「富大附属中学校」の生徒募集定員が減る理由は、以下の3点だと説明されています。
① きめ細やかな指導を行うため
② 地域の中学校の現状に合わせて先進的指導研究を行うため
③ 教員の働き方改革を進めるため
(富山大学附属中学校公式webサイトより引用)
以下に詳しく説明していきますね。
①きめ細やかな指導を行うため
公式サイトには生徒数を40名→35名にすることで、「学習指導面」「生徒指導面」の両面で利点があると記されています。
以下、原文を意訳して表記しますね(原文が気になる方は、公式サイトをご確認下さい)。
● 「学習指導面」では、生徒ひとりひとりの課題意識や学習の進み具合を先生が把握しやすくなるほか、情報通信技術を使ったサポートを手厚く行うことができます。
その結果、「生徒ひとりひとりの主体的で深い学びの実現」が可能になることが期待されています。
●「生徒指導面」では不登校問題などに対して、先生がこれまで以上に丁寧な対応ができるようになります。
② 地域の中学校の現状に合わせて先進的指導研究を行うため
現在、富山県の公立中学校の1クラス平均人数は31人というデータがあります。
いっぽう、「富大附属中学校」の1クラス40人という編成は、公立校と比べると約10名もの差があります。
「富大附属中学校」は地域の教育研究機関でもあり、その研究主題は「主体性の高まりを目指す課題学習」です。
募集定員減は、「地域の現状に合わせた研究を行うため」という目的もあります。
③ 教員の働き方改革を進めるため
募集定員減の動きは、先生の働き方改革を推進する目的もあります。
もちろん生徒数を減らすだけでなく、情報通信技術の工夫や業務の効率化を進めることで、先生の負担を減らすよう取り組みを行います。
先生の「ワークライフバランスに対する意識の向上」を進めることで、「富大附属中学校」の先生が地域の公立学校へ移動した後に、その取り組みや経験を広めることができます。
これら3つが、募集定員変更の理由であると公表されています。
募集定員が減ることは受験生にとって痛手ではありますが、生徒・地域のためによりよい教育が行われることは歓迎したいですね。
さて、ここからは令和7年度の生徒募集についてお伝えしますね。
☆令和7年度までは、これまでと変わらず募集人数は160人です。
(富山大学附属中学校公式webサイトより引用)
●募集要項の配布期間 令和 6年11月25日(月)~
●募集要項の配布場所 附属学園事務室(8:30~17:15)
●出願期間 令和 7年 1月 6日(月)~ 1月 8日(水)
●出願の受付場所 附属学園事務室(9:00~16:00)
●学力検査日 令和 7年 1月25日(土)
●合格発表 令和 7年 1月29日(水)
募集要項の配布がまもなく始まりますので、配布日時・場所を確認して受け取ってくださいね。
令和8年度より、「富大附属中学校」の募集定員が減ることについてまとめてきました。
生徒数が減って、先生からの手厚い指導が受けられるようになる一方、受験生にとっては募集人数が20名も減るという油断ならない結果となりましたね。
また令和7年の受験生にとっては、いよいよ受験本番が迫ってきました。
受験に関する日程をしっかり把握して、残りの期間、ベストを尽くしてくださいね。
「塾選び富山」では、「富大附属中学校」の受験指導に強い学習塾・個別指導塾をご紹介しています。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
子どもにぴったりの学習塾を紹介する「塾選び富山」の教育ライター。
現在、富山県で9歳男児子育て中。
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