こんにちは!田畑です。
今日で連続で続いてきた塾ジャーナル2020年7月号の記事の紹介は終わりです。
今回は「多様性教育は塾の未来」というお題目で一般社団法人家族支援メンタルサポート協会の理事長森薫さんの記事の紹介です。
この記事を読んで僕は愉開塾の今後の動きを考えていく上ですごく勇気をもらえました。
なので、生徒さんや親御さんに向けたブログ記事ではありませんが、読み進めてもらえると嬉しいです。
森さんはこれまでの教育とこれからの教育の違い、そしてこれからの教育に求められている力について記されています。ここでは、主にこれまでの高度経済成長を支えてきた詰め込み型の教育が時代遅れとなりつつあり、これからのAIの時代への突入に合わせた教育が必要だと述べられています。これに関しては僕も何度かこのブログで言及してきた内容です。
そして森さんは今後の教育としては「苦手な部分の底上げのために時間を使うよりも、まずは得意なことや好きなことに時間を集中し、得意を思う存分伸ばす教育」が必要であると述べています。そして現在子どもたちを取り巻く環境が昔とは大きく異なり、下手をすれば教師以上に情報を手に入れている子どもがたくさんいること、そしてそんな子どもたちの学びを邪魔しないことが大人の役割であることも指摘しています。
その上で森さんは今後の教育における塾の在り方として以下のように述べています。
~以下引用~
…塾は文科省の縛りの外にあって、わが国の未来に不安を感じて教育の多様化を求めている経産省の管轄である。どんな先進的な取り組みも許されるはずだ。
…これからの塾は、学校の補完的役割にとどまらず、多様な学びの場として創造的・先進的な取り組みが期待される。
…学び方の多様化、学びの中身の多様化、学びの場の多様化は、わが国が生き延びるためには欠かせない。
~以上引用~
僕も国が専門性を持った人材を多様に生み出すために、多様性を育む教育を布いていくことには賛成しています。
しかし、その教育の役割を現在の学校に全て任せるというのは無茶な方法だと思います。指導要領が追加され、ただでさえブラックな環境と言われる先生たちに国の教育を全て背負わせるというのは酷なお話です。
様々な体験を各家庭でやるために「ゆとり制度」というものも以前には作られましたが、全ての家庭がその思惑通りには行動しませんでした。
子どもへの教育として国が認定した事業に子どもたちを参加させるというようなことを国が制度として設けることができるといいのではないかと思います。
愉開塾としても、今後は学校の学習内容だけでなく、将来のキャリアプランや物事を考える上でのクリティカルシンキング、ボードゲームを利用した戦略的思考の育成、プログラミングなどと多岐にわたって子どもたちの多様性を伸ばす教育事業を立ち上げていきたいと考えています。
みなさんに興味を持ってもらえるような教育を提供していけるように頑張ってまいります!