こんにちは!富山医薬個別指導塾TIPSです。
10月も終わりに近づき、空気も冷たくなってきました。
高二生の中にはそろそろ受験を意識し始める方も出てくる頃かと思います。
高三生は過去問演習に取り組んでいる方が多いでしょう。
そこで今日は過去問の使い方について、
効果的な演習方法などを紹介していきます。
1. 過去問を使うメリット・デメリット
過去問を使うことのメリットとして、
「志望校の傾向と対策を把握することができる」、
「制限時間内で取り組むことで受験慣れをすることができる」、
「自分が受験層のどの位置に立っているかを把握することができる」
などが挙げられます。
頻出の分野、難易度、得点源を把握し、
問題を解く順番を試行錯誤するなど、
入試本番の「作戦」を立てることは、
入試対策においてとても重要です。
一方デメリットは、過去問は応用度が高く、
解説を読むにも知識が必要なことです。
記述式の問題が多いので、
独学で勉強するのではなく
先生や友達に質問して一つ一つ解決していくことが重要です。
基礎が固まっていない中で解いてしまうと、
何が分からないのかも分からないという状態に陥ってしまうので、
まずは基礎を固めてから解くようにしましょう。
具体的には、参考書を難易度順に使ってレベルを上げていき、
最後に過去問を使うようにしましょう。
2. 過去問を使い始める時期、効果的な使い方
過去問を使い始める時期は11月や12月が多いです。
これは受験直前だからという理由もありますが、
この時期にやっと基礎固めを経て
応用力が身についてくる人がほとんどだからです。
自分に過去問を解く実力があるかどうかを見誤ると
デメリットの影響を受けやすいので、
まずは実力をつけるところから始めましょう。
過去問を使うときはまず、
入試本番と同じ制限時間で解いてみましょう。
本番を想定したシミュレーションをすることができ、
自分の集中力の変化や時間を肌で感じることができます。
解いた後は同じ問題を満点が取れるまで解きなおしましょう。
わからないものを放っておくと本番でも絶対に解けません。
妥協せずに解き切りましょう。
次に時間を減らして解いてみましょう。
まず5分、次に10分と5分刻みで短くしていき、
15分減らすことができれば十分です。
最初は時間が足りないと感じますが、
慣れてくると本番で優位に立てるので実践してみましょう。
最後に解く年数ですが、
時間が許す限り遡って多くの過去問を解きましょう。
過去問は入試直前に使うべき最も良い参考書です。
受験当日までかじりついてください!