学研CAIスクール富山本部校では保護者の方から多くのご相談をいただきます。
先日いただいたご相談にこのようなものがありました。
・割り算が苦手でやっているうちに分からなくなり泣き出してしまう。
・本人はやる気があるが、できないことが悔しい。
・お母さんとして何をやらせればよいかわからない。
実はこの生徒は割り算が苦手ではありません。それどころかスクールではほぼ全問正解です。理解していないわけではありません。
この生徒の特長に「一度勘違いすると焦ってしまう」というものがあります。学習塾では比較的落ち着いて計算をするので、間違えることはほとんどないのですが、自宅での勉強で一度何らかの理由で勘違いをすると焦りが始まり、その焦りがさらなる焦りを呼び込んでしまうのです。
まだまだ小学生ですから、自分がそのような状態に陥っていることに気づくことはできません。またお母さんにとっても、問題を解けない原因が計算の仕方ではなく子供の特徴にあるということにはなかなか気づきません。
このお母さんのご相談に、私どもはこのようにお伝えしました(名前以外は原文のままです)。
「○○ちゃんの性格から、一度混乱すると焦ってしまいそれが一層混乱を助長すると考えられます。
まだまだ小学〇年生ですから、このコントロールを自分でできるまでは成長していないため、一度混乱した頭を冷静な状態に戻すのは難しいと思います。
この場合、一度リセットする方法が一番効果があると思います。
具体的には計算を止めて、ほかの教科の勉強に切り替えてそれが終わってからまた計算に戻るという方法です。(少し遊ぶという作戦も有効です)
計算力は十分持っているので、その点についてはどうぞご安心ください。
また多少早合点するところもありますので、計算がおかしいと思われたら、無理にさせるのではなくそのままにしてスクールにお任せください。
ぜひ一度リセットさせるという方法をお試しください。
このようなご相談はスクールとしてもご家庭での○○ちゃんの状態を理解するうえで大変助かります。
今後も何かご相談事がございましたら、いつでも結構ですのでどうぞお気軽にご連絡ください。」
後日、お母さんから「気持ちが軽くなったのか、宿題も問題なくやっていました。泣くということもありませんでした。これからもよろしくお願いします。」とお礼のメールをいただきました。
学研CAIスクール富山本部校は、ただパソコンで勉強させる学習塾ではなく、このように子供たちの性格や特徴を見抜いたうえで学習指導をする学習塾なのです。