だいたい、ホンモノの軍の機関である「北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)」が、毎年12/24に「サンタが今どこにいるか」を、真剣に全世界に情報提供しているんですよ。それも60年以上も前からです。
一説には、人工衛星の位置やミサイルの位置を示す、防衛用の巨大モニターにサンタが移動しているのが映るそうで、どこまでホントか分かりませんが、まあ、ユーモアのレベルもここまでくれば立派なものですね。
ということで、そのサンタさん、NORADではちゃんとレーダーで追跡ができていますが、実際に見た人がいないのはどうしてかを、ちょっと科学的に考えてみました。私、これでもホンモノの理科の先生なので。
あ、サンタはいますよ。人間の目には見えないだけなんです。
NORADのデータによると、昨年サンタが12/24に配ったプレゼントは全部で約75億個だったそうです。
サンタはこれを1日で配るんですね。24時間以内にですよ。
1時間が60分なので、24時間で1440分になります。1分が60秒なので、24時間は86,400秒ですね。
ということは、サンタは86,400秒で7,500,000,000個のプレゼントを配るわけですよ。
じゃあ、1秒間に何個配るの、と考えて計算すると、なんと、サンタって1秒間に86,806個配ることになるんですね。
それも、一軒一軒エントツから入って、クリスマスツリーの下にそっとプレゼントおいて、またエントツから出てきて、ソリに乗って、次の家に移動して、を繰り返すわけです。
まあ、兄弟がいる家族もいるので、一軒当たりのプレゼントの数を3個としても、1秒間に29,835軒のお家を出入りするんですね。
1秒に約30,000軒にプレゼント配るんですよ。
まばたきが1回0.1秒なので、その間に、もう3,000件配っているんですね。
そんな物体、もはや人間の目では追えないんですよ。動体視力の限界をはるかに超えた動きですから。
ということで、サンタはいるにもかかわらず、どうやら人間の能力の限界以外で動くので「存在しない」で片付けられてしまっているようです。
いいえ、ちゃんとサンタはいますよ。目で追わなくても、心で追えばきっと見つかります。
どうぞ、よいクリスマスをお過ごしください。
I wish you all have a very merry X'mas and happy new year!