来年度から中学校で使用する新しい教科書を見てきました。
ざっくりとした感想です。
数学は統計学に力が入っていますね。初登場となる「箱ひげ図」を中2で学ぶことになります。
理科は単元の入れ替えがある程度で、そんなに大きな変化はありませんでした。
国語、社会もそんなに大きな変化はありませんでした。
問題は英語です。これは驚きを通り越してショックを受けました。
最初に言います。かなり覚悟しておいてください。今、中2・中3で習っている文法は、ほぼ全て中2の1年間でやってしまいます。中3はひたすら英語の力を上げるため、教科書のほぼすべての単元が長文です。
しかし一番覚悟しないといけないのは、新しく中1になる皆さんと保護者の方々でしょう。
まず、単語の数です。
今、中学生の間で習う単語の量は、3年間で1200です。
これが来年以降、1800に増えます。1.5倍ですね。しかし実際は2400~2500は覚えることになります。そうです。今の2倍です。
カラクリは小学校で覚える単語の数です。中学校に入学した時点で単語を600~700は覚えている必要があります。中学校ではこの600~700の単語を覚えているという前提で英語の授業が始まります。
ということは、今小学6年生の皆さんは、来年の春までに600~700の単語を覚えなくてはいけません。
これ、ほとんどの保護者の方がご存じないことなんですね。正直なところ、家庭学習でできるとは思えません。
もっと厄介なのは、単語以上にかなりのレベルの会話文を小学校の間に覚えておく必要があるということです。
この内容が、正直我々も目を疑うほどのものです。
実際に小5で習う例文を挙げてみます(子供たちが使用している教科書とほぼ同じです)
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<小5>
デイヴィッドとさつきの対話文を読んで、問いに答えよ。
David: What do you want to learn, Satsuki?
Satsuki: I want to learn cooking.
David: Do you? What do you want to be?
Satsuki: I want to be s chef.
David: I see. I want to learn Japanese.
Satsuki: Do you want be a writer?
David: No, I want to be a Japanse teachr in my country.
問題1 さつきが将来なりたい職業は何ですか。
問題2 デイヴィッドが学びたいのは何ですか。それはどうしてですか。
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さあ、保護者の皆さん、いかがですか?今の小5は、これを聞けて、話せて、読めなくてはいけないんです。
ほぼ今の中2で習うレベルです。これを文法の説明をせずに小5の子供たちにさせようというのです。
確かにコミュニケーションのための英語であるとはいえ、いささかやりすぎではないかというのが正直な印象です。
このこともあり、私どもで少しでも小学生の子供たちのサポートができないかと考え、これまでの小学英語に加えて、この6月よりオンラインで外国人と1対1で英会話をするコースを増設しました(ただし英語のみのコースではなく、算数・国語とセットでの受講となります。)
小学校の英語では文章を読む(書く)ことも要求されますので、このコースではテキストを使った学習も行います(週1回の生徒は英会話とテキストを週ごとに交互におこないます。週2の生徒は曜日ごとに英会話とテキスト学習を行います)。
英会話は、現地に住む十分な研修を受けたイングリッシュネイティブ(母国語が英語の人)とオンラインで行います。私も実際に体験して、この方々なら英会話をスタートする子供たちを任せられる、と感じました。
またスクールの講師は英会話の先生や、英検準1級保持者など、英語に強い講師が多いので、いざというときはいつもの講師が全面的にサポートします。(スクールの代表は、アメリカ駐在経験者で、通訳や翻訳をしており、今も英語を話せるインストラクターとして白馬で外国からお越しの方に英語でスノーボードを教えています)。
また使用するテキストは小学校で用いる教科書に準拠したものを用いますので、学校の授業にもバッチリ対応しています。
私のお勧めは「国語・算数+英語(週2回・それぞれ90分)」の授業です。
5年生は国語では特に日本語の言葉(語い)を増やす練習が必要ですし、算数ではノートを使って問題を解くという練習が要求されると同時に、論理的に考える練習が必要となります。
これに英会話を加えることで、英語のみならず、この春から保護者に強く要求される「家庭で勉強の仕方を教える」ことも広くカバーできます。
学研CAIスクール富山本部校では、少しでも保護者のご負担を減らすために、英会話を含めても可能な限り良心的な値段設定といたしました(塾と英会話を別々に習うよりははるかに安価です)。
この英語をご覧になって、ご心配の方は、ぜひ一度学研CAIスクールまでご相談ください。
私どもは勧誘を一切行っておりません。どうぞ安心してお問い合わせください。