報道の通り、現在主に富山市中心地区~北部地区の保育所・小学校・中学校で集団食中毒とみられる事象が発生しています。
日本赤十字社の救急法救急員として、応急処置についてお伝えします。
嘔吐、下痢の症状がひどい場合は、脱水症状だけでなく、塩分や糖分の補給が必要になります。
その場合は経口補水液をご準備頂くと良いかと思います。
市販品では大塚製薬の「OS-1」があります(ドラッグストアで入手できますが、患者数が多いことから、一時的に品切れになっていることが予想されます)。
経口補水液は、簡単に作ることができます。
- 水 1リットル
- 砂糖 40g(大さじ4と1/2杯)
- 塩 3g (小さじ1/2杯)
与えるときは嘔吐をしないよう少量ずつ与えてください。
またご家庭で作った経口補水液は雑菌が繁殖しやすいため、半日で廃棄して作り直してください。
またもし嘔吐などで衣服などが汚れた場合の処置については、こちらの厚生労働省のホームページをご参照ください。
被害に遭われた方の一日も早い回復をお祈りしております。