3学期も終わりに近づき、1年間の成長を確かめるころとなりました。
ここまでできたら、それぞれの学年には突破しなければならない基準ラインがあります。今日は、それを紹介しましょう。今、子どもたちが取り組んでいることです。
3年生
小学校の授業時数が他の学年より少ないので、学習内容をほとんど終えました。そして、学習のまとめとして、本つくりに取り組んでいます。
まず、磁石の力について、伝えたいことをたくさん付箋紙に書き出します。そこから3,4項目を選びます。
次に、どのような順序で伝えていくかを決めます。
伝える内容として、事実と意見を分けて書くようにします。声に出して読んだり、分かりやすくなっているかを互いに教え合います。
そして、絵の位置や大きさを決め、清書します。製本するので、目次や表紙も書きます。
本つくりは、学んだことを文章にすることで、頭の中のあいまいなイメージが、整理する作業です。材木のような知識が、きちんと組み立てられ、家の形になっていく作業です。
理科だけを取り出して学習しても、本当の力はできません。あらゆる場面で働く生きる力、考える力を育てるために必要なことは、教科の枠を超えて取り組んでいきます。
もちろん、この本つくりは国語科の説明文のねらいも達成できるようにと、考えて行っています。3年生でいえば、「事実」と「意見」の書き分けです。
ちなみに、右下の「身だしなみ」は、「見出し」を「身だしなみ」と思っていた子どもがいて、それを説明するため書いた板書です。
このように、子どものちょっとした引っかかりも、1つ1つ解決していきます。