3年生から4年間通ってきたマジョリカ実験学校の授業も、本当の最終回になりました。
生え抜きの第1期生が、3月28日無事に卒業しました。
本当の最終回に何をしたいのかを尋ねると、
「卒業パーティをしたい!」という子どもたち声で、フルーツパーティーをすることにしました。
オレンジ、キウイ、リンゴ、ブドウ、マンゴー、メロンなど机の上にいっぱい並べました。
子どもたちが持ち寄った、蒲鉾、ケーキ、チョコレート、ラムネ味のノンアルコールビール?なども並んで、にぎやかです。
3年生からの写真を見ながら、「かわいらしい」「今は大人になった」「老けた」「こんなこともやったようね」「なつかしい」とおしゃべりがはずみます。
「先生、次はいつ来るといいが?」の声に、参観のお母さんと苦笑しました。卒業の実感がないようです。それほど子どもたちの生活に、マジョリカ実験学校の週2回の授業が位置づいていることが分かりました。
また、女子会トークには「俺たち入れないよなあ。」とつぶやく男の子の声にも賛同しました。マジョリカ実験学校は、屈託のないおしゃべりができる場所だったのです。
子どもたちの姿から、単に知識や学力を身に付けるのではない、人間を育てるのだという学校の方針が、実を結んだのだと実感しました。
プレゼントされたかわいい花束を抱え、より多くの子どもたちに、この学校での経験を積んでもらいたいという願いを強めました。