
「受験勉強やテスト勉強をがんばる子どもを食事で応援したい!でも、どんなご飯を作ったらいいの?」
そんなふうに、お悩みの親御さんはいらっしゃいませんか?
こんにちは、「塾選び富山」の教育ライター稲泉です。
テストや受験勉強をがんばっている子ども見ていると、親も栄養たっぷりのご飯でサポートしたくなりますね。
集中力を持続させ、効率よく学習を進めるためには、脳に良い栄養素を積極的に摂取することが大切です。
今回は子どもをご飯で応援したい親御さんに向けて、集中力UPに効く簡単レシピを紹介します。
集中力をUPさせる食材もあわせてお伝えするので、日々の食事に取り入れてみてくださいね!
まずは、集中力をアップさせる食材を紹介します。
青魚、つまりイワシやサンマ、サバ、マグロ、ウナギなどにはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が多量に含まれています。
DHA・EPAには脳の情報伝達をスムーズにし、集中力や記憶力を高める働きがあるといわれています。
体内では生成できない物質なので、積極的に食事から取っていきたいですね。
卵には、脳の情報伝達に関わる「卵黄レシチン」が含まれています。
「レシチン」には、脳細胞の働きを活性化させ、記憶力や集中力を向上させる効果があります。
また、卵には「ビタミンB群」や「タンパク質」も含まれており、学習に必要なエネルギーを供給してくれます。
ゆで卵を多めに用意して、朝食や小腹が空いたときのおやつにしてはいかがでしょう。
ほうれん草には、豊富に「鉄分」が含まれています。
体から鉄分が不足すると、酸素の供給が十分にできない状況となります。
これを「鉄欠乏症貧血」といい、集中力の低下や頭痛、食欲不振などの症状が出ることがあります。
鉄分不足を防ぐため、ほうれん草を積極的に取り入れていきたいですね。
ほうれん草を取るときは、鉄分の吸収を助けるピーマンやブロッコリーなどの、「ビタミンC」を多く含む食材と一緒に取るのがおすすめです。
豚肉には、「ビタミンB 1」が多く含まれています。
「ビタミンB 1」は疲労回復に役立ち、疲労からくる集中力低下を防いでくれます。
特にヒレ肉には、バラ肉の4倍の「ビタミンB 1」が含まれているといわれています。
厚さで疲れやすい夏場には、特に意識して取り入れていきたいですね。
大豆製品には卵の「卵黄レシチン」と同じ効果のある、「大豆レシチン」が含まれています。
大豆製品の中でも特に納豆には、認知機能や記憶力に関わるグルタミン酸が豊富です。
日ごろから、納豆を取り入れた食事を習慣にしていきたいですね。
とはいえ中には、「納豆が苦手」「朝食の納豆に飽きた」というかたもいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、納豆オムレツにしたり、パスタに入れたりしたりして、洋風アレンジをしてみてはいかがでしょう。
ブルーベリーは、抗酸化物質であるアントシアニンが豊富です。
アントシアニンは、脳の老化を防ぎ、記憶力や認知機能を向上させる効果があると言われています。
また、ブルーベリーには血流を良くする働きもあり、脳への酸素供給を助ける働きも期待でできます。
冷凍食品のブルーベリーでもアントシアニンが取れるので、冷凍庫に常備してヨーグルトと一緒にひんやりスイーツとして食べてみて下さいね。
次章では集中力をUPさせる材料を使った簡単レシピを紹介します。
【材料(2人前)】
・豚こま肉 200g
・ほうれん草 半たば
・バター10g
・にんにくチューブ 2cm
・昆布だし(3倍濃縮) 大さじ1
・塩コショウ お好みで
【作り方】
①バターでにんにくを炒めて香りづけし、豚コマ肉→ほうれん草の順に炒めます。
②昆布だしをかけてひと煮立ちしたら、最後に塩コショウで味を調えます。
☆バター×にんにくの香りが食欲をそそるメニューです。
ほうれん草は軽く炒めるだけにとどめ、彩りよく盛り付けるのがおすすめです。
【材料(2~3人前)】
・カットトマト缶 100g
・サバの味噌煮缶(汁ごと) 2缶
・冷凍ほうれん草 40g
・大豆の水煮 100g
【作り方】
①鍋に素材全てを入れます。
②ひと煮立ちしたらできあがり。
☆素材を煮込むだけの、簡単メニューです。
サバの味噌煮缶は汁も栄養たっぷりなので、丸ごと使って下さいね。
食事で子どもを応援したい親御さんに向けて、集中力を高める簡単レシピを紹介してきました。
受験勉強・テスト勉強において、毎日の栄養管理は重要です。
ぜひ今回紹介した食材やレシピを使って、勉強をがんばるお子さんをサポートしてくださいね。
ところで中高生になると、緑茶やコーヒー、エナジードリンクで目を覚まして集中力を高めるというお子さんも出てくるのではないでしょうか?
成長期の子どもにとって、カフェインの取り過ぎは興奮・不安・不眠などの悪影響を与える場合があります。
カフェインを摂取するなら午前中までにとどめ、夜はしっかり睡眠をとるようにしたいですね。
「うちの子、勉強をがんばっているのになかなか成績に結びついていないみたい…」と、心配になる親御さん、一度、「塾選び相談」を利用してみませんか?
「塾選び相談」では、お子さんの性格や成績に合わせた学習塾・個別指導塾をご紹介しています。
ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
子どもにぴったりの学習塾を紹介する「塾選び富山」の教育ライター。
現在、富山県で9歳男児子育て中。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー