こんにちは!田畑です。
愉開塾に通っている生徒たちに2学期期末テストが迫ってきました。
今年はコロナウィルスの影響のため試験範囲が例年とは異なって広くなっていることが多いです。
これまでの学習の遅れを取り戻す目的もありますが、これからまた感染拡大をして学校が閉鎖される万が一のことを考えての先生方の行動の結果のようです。
そんな影響に煽られて生徒たちの精神面はかなり不安定になっています。
特に受験生は定期テスト以外にも実力テストや外部模試の受験でテストが積み重なるせいで余計にストレスがかかっているようです。
期末テストが終われば12月、つまり受験まで3か月(約100日)を切る時期に突入します。
受験間近だというのにまだまだ続く新単元の学習、テスト、休みなしの勉強に生徒たちは大きく荒れる時期に差し掛かります。
周りと見比べ、自分の悪い点ばかりが見えてきて、自信がなくなる…死ぬ気でやらなきゃ!と思い立って徹夜をすれば体調も崩れる…
こういった負の連鎖に陥りがちです。
そこで生徒たちにこれからの冬を乗り切るための方法を2つお伝えします。
それは「周りを見ないこと」そして「マイナスの言葉は無視してプラスの言葉を受け入れること」です。
〇周りを見ないこと
テストが重なればその結果も多く出てきて周りの人の結果が気になってしまうでしょう。しかしそれには意味がありません。
それは「あくまでも今回のテスト範囲での結果であった」ということと「テストは自分の苦手な分野を見つけるためのもの」ということが言えるからです。
定期テストの目的は「学習した範囲の理解度チェック」ですが、実力テストや模試の目的は「自分が学習すべき内容の洗い出し」です。
無闇に全範囲の勉強は時間的に不可能できません。そんな中で効率よく自分の弱点を見つけてそれをカバーするために利用するのが実力テストや模試なのです。
なので、もちろん今後の受験合否の行く末を予想するデータとしても利用しますが、生徒たちはあくまでも「復習すべき材料を見つけた」という感情でテストを受ければよいのです。
〇マイナスの言葉は無視してプラスの言葉を受け入れること
受験が近づいてくると緊張するのは生徒だけではなく、ご家族や学校の先生も同様です。
大人も完璧な人間ではないので、生徒が実力テストや模試で悪い結果を出してしまうと、それを見て焦りを感じます。
その結果としてアドバイスのつもりが「本当にこれで大丈夫なの?」「もっと勉強しないとね」という抽象的・感情的な言葉を生徒たちにぶつけがちです。
本当に焦りを感じているのは生徒です。危ない状況なのは百も承知、その上でマイナスの言葉をかけられていては頑張る意欲も萎んでしまうというものです。
そこで僕が生徒に伝えたいことは「あくまでも自分の人生なのだから、周りの言葉を気にするな」ということです。
もちろん精神面や勉強のやり方、具体的で的確なアドバイスであれば受け入れた方がいい場合もあります。
しかし生徒が今年度に入って積み重ねて編み出した勉強法を今さら変えたところで大きな変化は生まれません。
それを変えるよりも精神的に不安定にならないようなサポートをしてあげることが生徒にとって何よりも必要だと僕は思うのです。
生徒が自暴自棄になりそうなときに一度その感情を受け入れてあげて落ち着いたら少し前向きになれる言葉をかけてあげる。
そういったサポートをしてくれる人間を周りに持ちましょう。
愉開塾では勉強をがんばりたい、成績を伸ばしたい、成長したいという生徒を歓迎します。