長野県の白馬村に和田寛さんという
日本の観光業界では
大変に有名な方がいます。
スキー場の山頂に、山に向かって
飛び出すような感覚を味わえる
巨大なブランコを日本で最初に設置したり
素晴らしい後立山連峰を眺めながら
東京の表参道の有名なお店の料理が
食べられるカフェを設置したりするなど、
それまでスキーやスノーボードなどの
冬のシーズンだけだったスキー場を
通年を通してお客が途切れない
観光地に大変身させた方です。
その功績を評価されて、
現在は首相官邸の
有識者メンバーとしても
大活躍されています。
（最近ではNHKスペシャルや
NHK日曜討論にも出演しています）
学研CAIスクール富山本部北校の代表は
同じ白馬村にあるスキー場で
スノーボードのインストラクターを
していることもあり、
同じ白馬つながりということで、
先日この和田さんと会う機会を得ました。
学研CAIスクール富山本部北校は
観光関係のビジネスをしていませんが
和田さんに会う明確な理由がありました。
それは、まだ世の中にないものを
見つけ出したり考えたりする
「クリエイティブ」な力に
つながる基礎的なものを、
教育関係者として、子どもたちに
どう身に付けさせれば良いか、
ということを
聞いてみたかったわけです。
この和田さんは素晴らしい経歴の持ち主で
開成中・高を経て東京大学に進み、
卒業後は官僚として農林水産省に努め
途中アメリカのデューク大学で
MBA（経営学修士）を取得したのち、
世界三大コンサルティングとして有名な
ベイン・アンド・カンパニーに転職された
いわゆる「エリート」と言われる方です。
和田寛さんプロフィール（東洋経済オンラインへ遷移します）
すなわち、小学校から高校の間に
身に付けた何かがその後の大活躍に
つながっていると
当スクールの代表は考えたのです。
お話を聞いている中で特に印象に残ったのが
開成中・高でのエピソードです。
和田さんによれば、開成中・高は
部活をはじめとした学校行事と呼ばれるものは
全て生徒が企画して実行することになっていて、
それに対して教員は一切口出しも手助けも
しないそうです。
自分たちで計画して実行し、
結果から問題点を洗い出して、
次に反映させるという
いわゆる「PDCAプロセス」というものを
子どもたちに身に付けさせているわけです。
まさしくこれだ、と直感しました。
直感したと同時に、
普段の学習指導を通して
子どもたちにPDCAプロセスも
身に付けさせている
学研CAIスクール富山本部北校の
指導方針に間違いはなかった、とも
感じた瞬間でした。
ちなみに開成高校は毎年多くの
東大生を排出することで有名ですが、
開成中・高を選ぶ保護者の中で
子どもを東大に進学させたい
という理由で開成中・高を選ぶ保護者は
ほとんどいないそうです。
保護者が開成中・高を選ぶ理由は
進学先ではなく、
開成中・高の教育方針に共感して
「この学校で学ばせたい」
ということだそうです。
教育は点数や進学のためではなく
社会のために施すもの
これは学研CAIスクール富山本部北校の
指導理念です。
そういう意味では子どもたちに
洪水のように問題を与えて
ただひたすら解法テクニックを
身に付けさせるのではなく、
自分で調べて、自分でまとめて、
自分で考える力をつけさせること、
そしてテスト結果をただ問題の
見直しだけで終わらせるのではなく、
なぜそのようなテスト結果になったのかを
自分でキチンと分析して
次回はどうすればよいかを
自分でキチンと考えるために使う
ということを
子どもたちに身に付けさせることが
やはり将来一流と言われる人間を育てる上で
必要なことであろうと
学研CAIスクール富山本部北校では
考えているところです。
