ママ記者レポートとは・・・親の役割として参考にしたい「フムフム」を子育て経験のあるスタッフがレポートします。自身が学んだことや子育てで経験したことをコラムにし、このサイトで紹介していく予定です。ほっと安心できてちょっと役立つ「フムフム」をみなさまにシェアいたします
こんにちは!塾選び富山スタッフの山本です。今日は、我が子が繰り返すケアレスミスについて。親からすると「なぜこんな簡単な問題でミスをするの!」と、思わずせめてしまいたくなることもあると思います。それがケアレスミスならなおさら。ここさえ合っていれば100点だったのに…。満点を逃してしまった本人が一番悲しいですよね。そこで、ケアレスミスを少しでも減らす方法をご紹介します。
ミスは必ずある!ミスの傾向把握と分析
まず大前提として、人間はミスをする生き物だということ。子どものテストのケアレスミスに対して、親御さんが過剰なまでに目くじらをたてるのは得策ではないかもしれません。それよりは「ミスはあるもの」として、見直しが大事だということをお子さんに伝えてみてはいかがでしょう。ミスをすることは悪いことではなく、ミスをしっかり見つけて自覚し正すことに注力できるように指導したいですよね。
ミスの傾向を把握することはとても大切です。陥りやすいケアレスミスを把握し、分析してはどうでしょう。我が家の次男に多いケアレスミスは、「答えを以下の中から選んで記号で答えなさい」というもの。語句をそのまま書いたり、場合によっては選ばずに、自分で答えを出して解答していたりする場合もあります。先の問題であれば「記号で答えなさい」に下線を引くなど、問題で求められている部分への理解を徹底させたいですね。見直す時間をつくるために時間配分にも注意してくださいね。
ミスメモで記憶強化!理解不足とミスの違いも見つける
勘違いやうっかりミス、思い込みによるミスの場合は、「ミスメモ」を作ることで繰り返しを防げる場合もあります。テストの採点後、自分がミスをした時のことをメモしておくてと記憶に残りやすいそうです。例えば歴史上の人物で、平等院を建てた藤原道長の長男は藤原頼通(ふじわらのよりみち)ですが、テストでは漢字のミスが多く藤原頼道と書いてしまうそうです。同じミスを繰り返さないためにも、「“みち”だから道だと思い込んでいたけれど、正解は通」とメモをして残し、記憶を塗り替えながら増強すると良さそうですよね。
根本的な理解度の問題もあります。数学の計算方法を理解していないことから正解にたどり着かないなどはケアレスミスではありませんよね。テストの後になぜできなかったかを必ずチェックし、ケアレスミスであればノートやメモをつくり、理解度の不足であればイチから解き直すことも必要になると思います。
ミスの種類を知っておく
人間のミスには段階があるそうです。ヒューマンエラーとも言われています。わかっているのに、急かされたり焦ったりしてつい間違ってしまうミスは、「スリップ」と呼ばれています。その場で間違えるミスですよね。見直す際に「ここはよし!」と指差し確認することで防げるそうです。指をさすのは、尖ったものに注意を向けやすい人間の本能に由来するそうですよ。
“抜け”によるミスは「ラプス」と呼ばれていて、手順ミスなどがこれにあたるそうです。計算は必ず余白で解き直すことや、どれだけ焦っても手順通りにやることを徹底するといいかもしれません。そもそも誤解や、間違った覚え方をしていることで起こるミスは「ミステイク」です。自信満々で答えても、勉強中から間違えて覚えているのはツライですよね。
ミスを完全になくすことはできません。しかし、ミスをしにくくするための対策はできそうですよね。集中力を持って勉強するには体調管理も大切です。ストレスがありすぎても力が発揮できません。見直したり、確認するために心身ともに余裕を作っておくことが何よりも大切です。そのためにも、まずは、ミスの自覚、ミスメモ作成、ミスの種類を知ることをぜひやってみては如何でしょうか。富山県内でもケアレスミスを無くす取り組みをしている家庭教師の先生や学習塾の取り組みが見受けられます。気になったら、ぜひご相談くださいね
written by スタッフ山本
中学1年生・小学5年生の男の子の母親。読書・映画・マッサージが大好きです。子どもがまだ幼い時は手を焼いて悩んだものですが、子どもの年齢が二桁になるとあの時が懐かしくなります。ママが笑顔でいることが子どもの幸せ。元気をおすそ分けできる情報をお届けします!
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