「教えて先生！」は、子育てや学習などの悩みや質問を、塾選びアドバイザーの早水(ハヤミズ)が、保護者やお子さんに代わって富山県内の有志のベテラン先生に相談、解決のヒントをお答えいただくコーナーです。
本日は、よくおかあさんがたから聞かれるお悩みです。
うちの子、勉強のやり方がわかれば、もっと成績があがるのでは？
お答えいただくのは、となみ野興学館の田代学先生です。先生！どうぞよろしくお願いします。
担当科目：小学生・中学生の５科目
田代 学先生（塾長）
肩の力を抜いて取り組みましょう。 上手に休憩を取ることや、リフレッシュすることも学習の一つです。 常に何事も自分の意思で行動しましょう。 学年や学期の途中からでも入塾しやすい雰囲気作りを大切にしています。 高岡南高校卒、富山大学卒
ハヤミズ
考えてみれば、勉強は学校で習っても、やり方までは、なかなか教えてもらえないですね。親子で効率の良い勉強法を知っていれば、努力が成績に結びつくようになるのではないかと思います。
田代先生
確かに、『良いやり方には、良い結果がついてくる。』と思っています。様々な試行錯誤に取り組んで、時間をかけて自分の型を創造する、途中で悩んだり苦しんだりしながらも、気持ちを強く持って前に進むこと。試行錯誤を経て、自分の経験のなかで見つけ出した勉強法がは忘れないし身につくと思いますが、まずは、先輩や塾講師から経験談やアドバイスを聞いてみることものも良いですね。
ハヤミズ
これから新学年になると、はじめての中間試験を迎えますが、先生のご経験をふまえて、試験期間中の勉強法のアドバイスをお願いします。
田代先生
効果的な順番でポイントにわけてお話します。
＜試験のスケジュールが発表されたら＞
◆中間・期末試験・中教研テストの試験範囲が発表されたその日の夜から、テレビ・スマホ・雑誌などは、試験最終日まで一切関わらないこと。
◆試験期間中の部活動停止の日の夕方はとても貴重。この時間にどれだけ取り組めるかが分かれ道。
◆試験勉強期間の土日祝日は、不要不急でない限り外出を避け、学習する。
◆自宅の学習場所を常に整理整頓しておくこと。勉強机の周りは学習以外のものは必要最小限に留めておく。
◆試験範囲を常に横に置いておくこと。教科書や学校のワークに試験範囲（提出範囲）が分かるようにページに印を付けたり、付箋を貼ると良い。
＜試験勉強の計画のたてかた・勉強のしかた＞
◆試験勉強の計画表は、大雑把でよい。こと細かい計画を立てたときに、もしも計画がズレたりした時の修正にストレスと時間がかかる。学校の時間割のように自宅でも木曜日は英語と数学、金曜日は数学と社会、、、等と決めておく。
◆夜はせいぜい１１時、試験期間中は１２時までと思う。一夜漬けは、感心しない。
◆試験期間に入ってもジタバタしない状況を常日頃から意識してつくっていくことが大事。
◆学校の授業のように、自宅でも５０分学習したら、休憩を挟む。軽い腹筋やストレッチを行い、血流をよくする。休憩も勉強のうち。
＜試験期間中、学校の宿題・提出物はどうするか＞
◆試験前日に学校のワークやプリントなどの提出物を、ギリギリになって仕上げない。
（提出物は、誰もが取り組んでいること。本当の学習は提出物を仕上げた後に、どれだけ自主的に積み上げることができるかどうかです。）
◆自分の力を見極めて、提出物の問題では点数を取る個所と場合によっては『捨てても構わない』箇所を決めて、解答を写しても提出期限を守ること。
ハヤミズ
どれも当たり前のことのようですが、実際に上記のことが確実にできているかどうかを、新学期や試験の始まる前にはチェックしてほしいと思います。田代先生、ありがとうございました。
(構成・スタッフ風谷）
☆田代先生がいる「となみ野興学館」☆
となみ野興学館
〒939 -１302 富山県砺波市東石丸25-11
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