「子どもの部屋が片付かない!何度言ってもすぐにちらかってしまう!」
「中学生になって突然教材が増えて、子どもが片付けに困っているみたい…。」
そんな悩みを持つママ、いませんか?
子どもに片づけるよう何度注意しても効果がないなら、もしかしたら子どものせいではなく、部屋の方に問題があるのかもしれません。
部屋がちらかってしまう原因は、「ちょっとした手間」が原因なことが多いです。
「ちょっとした手間」は片づける際に「めんどくさいな」という気持ちを引き起こし、「片付け=めんどうなもの」という苦手意識を定着させてします。
片づけへの苦手意識をもってしまう前に、親子で「意外と片付けって簡単!」という感覚を身につけませんか?
「ちょっとした手間」を徹底的に取り除き、便利で片づけやすい部屋を作りましょう!
部屋の収納スペース、例えば本棚や机の引き出しがいっぱいになっていませんか?
収納スペースが物でいっぱいになってしまうと、中に詰め込まなくてはいけなくなるし、引き出しが閉めづらくなります。
ものが収納スペースの容量の80%を超えたら考え時。
月に1回、難しければ長期休暇中などに日にちを決めて、定期的にいるもの・いらないものを選別し、捨てる習慣をつけましょう。
物が少なくなると見た目にもスッキリしますし、各段に片づけやすくなりますよ。
教科書をしまうために、階段を登って2階へ行き、自分の部屋の扉を開け、学校のカバンを取り出し、カバンのふたを開けて…と思うと面倒に感じませんか?
出したものを収納する習慣をつけるためには、収納までのアクションをいかに少なくするかを考えなくてはいけません。
「出した本を片づける」「ゴミを捨てる」などの日常の動作でも、「出す」「使う」「片づける」までのアクションを短くすると、使うのも片づけるのも楽に行うことができますよ。
よく使うものはワンアクションで取り出し、しまえるように、配置を工夫してみましょう。
収納したい物に対して、収納スペースの高さがギリギリなことはありませんか?
例えば本棚に本をしまう時、本の高さが収納スペースのギリギリだと、上下が引っかかり、ストレスになります。
どれくらいの余裕があったら取り出しやすいかは、棚の高さによって変わるので、自分の取り出しやすい高さを調節して、付け替えるなどしてみて下さいね。
本棚の一番下の段は見えにくいので、棚の奥に物を置いて本を前方に配置することをおすすめします。
「子どもの上着がリビングに置きっぱなし。自分の部屋に置いてほしいのに何度言っても直らない!」ということはありませんか?
もしかしたら上着を戻す場所が、実際に脱ぎ着する場所と離れているのが原因かもしれません。
リビングに放置されるのが嫌なら、いっそのことリビングや玄関に子供用の上着やちょっとした私物を置くコーナーを設けてはいかがでしょうか?
「ここは置いてもいい場所」を作ることで、リビングの散らかりを予防することができます。
片付けが得意な親御さんの中には、「はさみの定位置はここ」「国語辞典は3段目の右側」と細かく収納場所を決めてしまうかたもいらっしゃるかもしれませんね。
お子さんも片付けが得意ならいいのですが、片付けが苦手な子にとってあまりに細かく分けてしまうと戻すのが面倒になり、かえって散らかってしまうことがあります。
「このボックスには文房具」「辞書や教材」というふうにざっくりと収納場所を決めるのがおすすめです。
ボックスに「文房具」「教科書」などシールを貼っておくと、子どもにもひとめで戻す場所がわかって便利ですよ。
片づけに苦手意識を作り出す「ちょっとした手間」と、その解決方法についてまとめてきました。
片づけは大事だとわかっていても、いざ実行しようとすると、親も子も面倒に感じてしまいますね。
今回ご紹介した対策を全てやろうとすると大変なので、長期休暇中など時間があるときに少しずつ考えて、取り入れてみてはどうでしょう?
片付けがしやすい部屋になるよう、「これは良く使う?使わない?」と親子で話し合って、使いやすい部屋を作りたいですね。
ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で7歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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