「うちの子、計算は得意だけど、文章題や図形が苦手で、成績が思うように上がらない」
「漢字検定や英語検定以外に、高校や大学受験のときに持っておくと有利になる資格が知りたい」
そんなお悩みありませんか?
こんにちは、子どもにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」所属の教育ライター平です。
皆さんは、「英語検定」や「漢字検定」以外にも、文部科学省が公認している「算数検定」があることをご存知でしょうか?
「算数検定」は、受験者数が毎年増加している評判の高い検定です。
「算数検定は意味がないから受けなくてもいい」という見解もあるようですが、級によっては受験や就職にも有利になる場合があるので、積極的にチャレンジしておきたいですね。
本記事では、そんな「算数検定」について知ってもらうため、受験のメリットや申込方法・無料公開中の過去問についてご紹介しています!
さて、「算数検定」には、どんな特徴があるのでしょうか?
「算数検定」は、(公財)日本数学検定協会が主催している「実用数学技能検定」のことを指します。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
試験では、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)が身についているかが試されます。
教科書の問題はもちろん、学年を跨いだ複数の問題が出題されるので、前学年の復習をすることもできますよ。
また数検の問題を繰り返し解くことで、「物事を順序だてて考える」「さまざまな角度から考えて結論を出す」など、論理的思考力を鍛えることができます。
そして、「算数検定」を受験すると、3つのメリットがあります。
①入試優遇・単位認定制度が受けられる場合がある
「算数検定」の資格があると、全国の中学・高校・大学で入学試験の優遇制度(点数加算や出願資格、合否判断、参考要素〈他受験生との比較〉)を受けられる場合があります。
また「高等学校卒業程度認定試験(高校卒業と同等以上の学力があるかどうかを認定する試験)」や「単位認定制度(高校・大学で特定科目の単位として認める制度)」が全国の高校・大学で導入されています。
②個別成績表がもらえる
「算数検定」を受けると、個別成績表がもらえます。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
個別成績表には、単元ごとの正答率や成績、結果グラフ、評価コメントが細かく書かれているので、自分の理解度を知ることができますよ。
どの学年でつまずいているかが分かるので、的確に復習することができます。
自分の弱点や得意分野が分かるため、今後の学習に活かすことができますよ。
③受験や就職時に自分の能力をアピールすることができる
「算数検定」は、年齢制限がないので幼児から大人まで、受験することができます。
合格すると合格証がもらえるので、「勉強をがんばれば合格できる」という自信にも繋がりますよ。
就活生が苦手とするSPI(社会人として必要な資質や能力を測る適正検査)の対策にもなり、数学が含まれる問題では、準2級で74%、3級で53%以上の出題範囲をカバーすることができるといわれています。
受験生だけでなく、就活生の方もエントリーシートや履歴書の資格欄に記載できるので、自分の能力を企業側へアピールすることができますよ。
「算数検定」には、「数学検定(中学・高校・大学向け)」の1~5級、「算数検定(小学1年から6年向け)」の6~11級、「かず・かたち検定(幼児向け)」を合わせて15階級があります。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
どの級を受験するかは、学年に合わせたり、過去問などをやったりして決めて下さいね。
2024年度「算数検定」の「個人受験」「提携会場受験」の試験日程を、以下にお伝えします。
「提携会場受験」は、インターネットから個人でも申込むことができます。
※試験日により、実施階級が異なります。
【個人受験】
●第423回 2024年4月14(日)
申込受付期間:2024年2月13日(火)~3月5日(火)
実施階級:1~8級、かず・かたち検定
●第427回 2024年7月21(日)
申込受付期間:2024年5月20日(月)~6月11日(火)
実施階級:1~8級、かず・かたち検定
●第431回 2024年10月27(日)
申込受付期間:2024年8月26日(月)~9月18日(水)
実施階級:1~8級、かず・かたち検定
【提携会場受験】
●第421回 2024年2月17(土)
申込受付期間:2023年12月11日(月)~2024年1月16日(火)
実施階級:準1~11級
●第422回 2024年3月2(土)
申込受付期間:2024年1月9日(月)~1月30日(火)
実施階級:2~11級
●第424回 2024年6月8(土)
申込受付期間:2024年4月8日(月)~5月8日(水)
実施階級:2~11級
●第425回 2024年6月22(土)
申込受付期間:2024年4月22日(月)~5月21日(火)
実施階級:準1~11級
●第426回 2024年7月6(土)
申込受付期間:2024年5月7日(火)~6月4日(火)
実施階級:準1~11級
※直近5回分のみお伝えしています。
「算数検定」の料金は、受験級や受験方法によって受験料金が異なります。
受験したい受験級から、検定料金を確認してくださいね。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
次に、「算数検定」を受験する時に必要な持ち物をお伝えします。
・受検証
・鉛筆またはシャープペンシル(黒のHB1・B・2B)
・消しゴム
・ものさし
・コンパス
・分度器
・電卓(関数電卓・グラフ電卓・一般的な電卓)
※受験級により、持ち物が異なる場合があります。
必ずホームページ上で、持ち物を確認してから検定に臨んでくださいね。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
「算数検定」は、「個人受験」「提携会場受験」から申し込むことができます。
「個人受験」「提携会場受験」の申込方法を、順番にお伝えしますね。
●個人受験は、「インターネット申込」「LINE申込」「コンビニ申込」で申し込むことができます。
(1)インターネットで申し込む場合
① 数検のホームページにアクセスして、「お申し込み」→欄左下の「個人受験の申し込み」をクリックしてください。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
② 下までスクロールして、「ネット申込」をクリック→「CBTS個人受験申込サイト」「キャリタス資格・検定申込サイト」どちらからでも申し込むことができます。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
③ 「CBTS個人受験サイト」の申込には、マイページへの登録が必要となります。
申込フォームに必要事項を入力後検定費用を支払い、手続きが完了となります。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
◇キャリタス資格・検定の申し込みは、マイページの登録は必要ありません。
(2)ラインで申し込む場合
① ラインで申し込む場合は、以下QRコードを読み込んで、友だちに追加します。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
② 初期設定完了後、画面下に出てくる「受験申込」をクリックし、申込フォームに必要事項を入力→決済して完了です。
(3)コンビニで申し込む場合
① 数検のホームページにアクセスして、「お申し込み」をクリック→欄左下の「個人受験の申し込み」をクリックしてください。お申込みページを下までスクロールして、「コンビ二申込」をクリックします。
② コンビニ情報端末から、必要事項を入力します→端末から発券された「申込書」もしくは「受付票」で、レジにて検定料を支払います。
検定料をお支払い後、手続きが完了となります。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
●「提携会場受験」は、インターネットから申し込むことができます。
① 数検のホームページにアクセスして、「お申し込み」をクリック→欄左下の「提携会場受験の申し込み」をクリックしてください。
ページ下の「CBTS提携会場受験申込サイト、提携会場を検索して申し込む」から申込みができます。
((公財)日本数学検定協会実用数学技能検定公式HPより引用)
② 検索画面から「提携会場」と「検定日」を選択して、申込をクリックします。
③ マイページへの登録をしてから、「CBTS提携受験サイト」にログインします。
申込フォームに必要事項を入力→検定費用をお支払い後、手続きが完了となります。
※お支払い後のキャンセルや返金や階級変更はできないので、注意してください。
期日までにお支払いがなかった場合、キャンセルとなってしまいます。早めにお支払いすることをおすすめします。
数検の公式サイトでは、過去に出題された一回分の過去問が発表されています。
「算数検定」を受験したいと思ったら、まずは学年相当の過去問を解いてみてください。
過去問を解くことで、自分の実力にあった受験級を選ぶことができます。
ダウンロードして、検定問題や解答用紙を印刷すれば、本番さながらの出題形式や問題文に慣れることができますよ。
今回は、「算数検定」の受験のメリットや各級のレベル・無料公開中の過去問についてまとめました。
わが子が算数の成績が下がっていると「どこでつまずいているのだろう」と、不安になりますね。
「算数検定」を受けると、個人成績表で苦手な単元や得意分野を知ることができるので、今後の学習に活かすことができますよ。
他にも、「算数検定」に合格すると「自信がついた」「入試優遇制度が受けられる」「SPI対策にもなる」など、受験するメリットがたくさんあるので、ぜひチャレンジしてみて下さいね。
「算数検定」を受験してみたいと思ったら、まずは公式サイトに載っている過去問に挑戦してみてください!
「塾選び富山」では、算数や数学に特化した勉強法や受験に力を入れている学習塾・個別指導塾をご紹介しています。
富山県で「算数検定」を受験したい、どの学習塾で受験できるか知りたいが気になったら、「塾選び相談」へご相談下さいませ(要予約・無料)
ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
平 寛子 (たいら ひろこ)
塾選び富山所属の教育ライター。
「子どもが毎日笑顔になる子育て」をモットーに
試行錯誤しながら子育て中。
仕事の合間に脳科学や学習習慣を学び、
進んで学べる子になる方法を模索しています!
趣味は歌を歌うこと、そして写真を撮ること。
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