「うちの子どもは大人しいから、新しいクラスになじめなかったらどうしよう?」
新学期がはじまり、子どもが新しいクラスでうまくやっていけるか心配な親御さんも多いのではないでしょうか。
こんにちは。富山県で唯一、塾選びの直接相談ができる「塾選び富山」の教育ライター稲泉です。
新しいクラスに友達がいないと、「うちの子、大丈夫かしら」と親も不安になってしまいますね。
そんなとき、「何とかしてあげたい」「早く友達を作ってほしい」と、つい気持ちが焦ってしまうことがあるのではないでしょうか。
ですが、この親の焦りが子どもの心をさらに追い込んでしまうことがあります。
本記事では、
の3点を中心にお伝えします。
まず知っておきたいのは、「なじめない」状態は「決して特別なことではない」ということです。
新しいクラスは人間関係がリセットされた直後の状態で、まだ「どんな人がいるのか」「誰と誰が気が合うのか」「どんな雰囲気のクラスなのか」はっきりしていない不安定な時期です。

実際にクラスの関係性が見えてくるのは、少し時間が経った5月〜6月頃であることが多いものです。
つまり今なじめていないからといって、「この先もずっと孤立してしまうわけではない」と考えることが大切です。
またなじめないことを、「うちの子は内向的だから…」と子どもの性格を原因に考えてしまうこともあると思います。
しかし実際は、子どもの性格とクラスになじめないこととは、あまり関係がない場合が多いです。
クラスの中では、目立つ子ども、まとめる子ども、盛り上げる子ども、静かに支える子どもなど、さまざまな「役割」が自然とできていきます。
ただその役割がまだ決まっていない段階では、自分の居場所が見えず、居心地の悪さを感じやすいです。
中には最初から積極的に動くのではなく、周りをよく観察してから関わろうとする子どももいます。
そんなタイプの子どもは、一見「出遅れている」ように見えるかもしれませんが、実は慎重に自分の居場所を探しているだけ、ということも少なくありません。
親が子どもの人間関係について心配になるとき、気を付けたいことがあります。
それは親の発言が、子どもにプレッシャーを与えてしまうということです。
「友達できた?」「いつも誰といるの?」そんな何気ない一言が、子どもを追いつめてしまうことがあるのです。
子どもは何も気にしていなかったのに、親の発言を聞いて「まだ友達ができていない自分はダメなんだ」と感じてしまうことがあります。
不安になる気持ちはわかりますが、親が子どもを焦らせる原因を作るのは控えたいですね。
では、クラスになじめない様子の子どもをもつ親としては、どのように関わればよいのでしょうか。
まず大切なのは、「クラスにうまくなじめること」を唯一のゴールにしないことです。

学校のクラスは、子どもにとって大きな世界のように見えますが、実際にはその一部にすぎません。
部活動や習い事、塾など、別の場所で安心できる関係が築けることもあります。
クラスの中で無理に友達を増やそうとしなくても、「この人となら少し話せる」という相手が一人いれば、それだけで十分な支えになります。
学校以外、クラス以外の世界を広く見せる機会を作ることが、子どもの気持ちを楽にすることにつながります。
また子どもとの会話では、「聞くこと」以上に「受け止めること」を意識したいですね。
話を聞くときは子どもの話をさえぎらずに聞き、「それは苦しかったね」「そう感じるのも無理ないね」と、まず気持ちをそのまま受け止めることに集中してください。
解決策の提案は、どうしても必要なときだけで大丈夫です。
親としては何かしてあげたいと、つい口出ししたくなるものですが、
言葉を足すより「あなたはそのままでいいよ」という姿勢を示すことのほうが、子どもにとって心の支えになります。
そして、家庭を子どもにとって「安全な場所」にすることも、とても大切です。
学校でうまくいかない日があっても、「家に帰れば安心できる」と思えること。
それがあるだけで、子どもは外の世界で少しずつ挑戦できるようになります。
家に帰って、おやつを食べながら「今日は疲れたね」「よくがんばってるね」といった親の一言が、子どもの心をゆっくりと回復させていきます。
少し意外かもしれませんが、あえて「遠回り」を選ぶことも有効です。
無理に友達を作らせようとするよりも、まずは子どもの自己肯定感を整えることを優先します。
安心できる場所で、好きなことに取り組んだり、得意なことを認めてもらったりする経験が増えることで、自然と人との関わりにも前向きになっていきます。
人間関係はがんばって作るものというより、「安心できる自分」があってこそ、あとからついてくるものです。
ただし、元気がない状態が長く続いたり、朝起きられない、食欲が落ちている、学校に行きたがらないといった様子が見られたりする場合は、少し注意が必要です。

そのときは、学校の先生に相談したり、保健室登校や別室での対応を検討したりと、環境を調整することも大切な選択です。
無理に同じ場所にい続けることだけが、正解ではありません。
本記事では、以下の3点をお伝えしてきました。
親として、「わが子に早く友達ができてほしい」「新しいクラスでの生活に慣れてほしい」と思う気持ちは自然なことです。
ただ、心配のあまり子どもを追いつめるような対応は避けたいですね。
親が不安を感じる時こそ、「この子はこの子のペースで大丈夫」と考えることが大切です。
思いつめずに、おおらかな気持ちでいることが、子どもにとっての安心につながっていきます。
子ども支えになるために、まずは家庭があたたかい場所であり続けることを心がけていきたいですね。
「うちの子、中学校の勉強についていけなくて悩んでいるみたい…」そのように感じたら、「塾選び富山」の「塾選び相談」を利用してみませんか?
丁寧なカウンセリングののちに、お子さんの性格に合った学習塾・個別指導塾をご紹介しています。
ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
子どもにぴったりの学習塾を紹介する「塾選び富山」の教育ライター。
現在、富山県で10歳男児子育て中。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー