今週ほとんどの中学校で中間テストが行われました。
まだ多くの生徒たちにとっては、中間テストが終わってホッとしたところだと思いますが、実は期末テストの1か月前というタイミングでもあります。
学研CAIスクール富山本部校では、中間テストが終わったその日から期末テストに向けての準備が始まります。
私どもは定期テストごとにテストに向けての計画表を子供たちに書かせています。
日程表に「いつ何をするか」ということを書くようなレベルのものではありません(エンジニアとしてプロジェクトを遂行していた者として誤解を恐れずに言えば、そんなものはとても計画表とは言えません)。
学研CAIスクール富山本部校のテスト計画表は、産業界で仕事を遂行する上で用いられる「プロジェクトマネージメント」の仕組みを導入した、かなり本格的なものです。
もちろんそのまま導入したのではとても使いこなせないので、これを生徒たちが使えるように改良したものですが、本質的なところは本家プロジェクトマネージメントと全く一緒です。
目的は「目標を達成する方法を身に着けること」と「正しい点数を取らせること」です。
正しく計画を立て、それが途中途中で正しくできているかをチェックし、ダメならその理由を分析して次の週の行動に反映させることを繰り返えさせることで、どうすれば目的を達成できるかを勉強してもらうことが、この計画表を書かせる目的です。
結果として計画を正しく実行できれば、目標は達成できます。達成できないのは何らかの問題があるからです。その問題が何だったのかを正しく分析できれば、次回のテストのときはそれを回避する計画を立てることができます。
これは産業界では一般的に「PDCAサイクル」と言われて、多くの会社で導入されているものです。大きな会社だとほぼ100%導入されているものです。
実際、これをきちんとやれば点数は上がります。私どもは正しく計画を立てて、その計画をきちんとやった結果として点数が上がった、という流れを大事にしているのです。
ちなみに今回の中間テストでは、昨年夏に入会した生徒(現中2)が、ようやくこの計画表を立ててきちんとした進められるようになって、「理科で80点取れた!」と大喜びして報告してきました。この生徒はこれまで学年でもほぼ最下層にいた生徒です。
この生徒は、どうすれば正しく勉強ができるか分かったらしく、期末テストに向けての計画書が見違えるほど洗練した内容になりました。
これこそが私どもが求める「正しい点数の取り方」です。
学研CAIスクール富山本部校は、このように学習を進学ではなく「教育」と捉えて学習指導している学習塾なのです。