学研CAIスクールには、いろいろな学習塾で学習してみて、最終的にこのスクールにたどり着いた生徒が毎年何人もいます。
そのほとんどが、会員の保護者の口コミによるご紹介です。中には片道30分かけて通ってくる生徒もいます。毎週2回も送迎をされる保護者の方のご苦労は、想像を超えるものがあります。本当に頭が下がる思いです。そこまでしてでもお子さんを私どものスクールに通わせる保護者の方々からは、よく「最後の駆け込み寺でした」という言葉を伺います。ありがたいお言葉です。
しかしながら、学研CAIスクール富山本部校は誰でも受け入れるというわけではありません。入会をして頂くにあたっては、私どもとして一定の基準を設けており、これを満たさない生徒については入会をお断りしています。
それは「何とかしたい、という気持ちを、本人がどれだけ持っているか」ということです。
いくら保護者の方が私どもの指導方針にご賛同いただいても、勉強をするのは本人です。その本人に「何とかしたい」という気持ちがなければ、いくら私どもが指導をしても何の変化も起きません。その気持ちが少しでもあれば、私どもはお受けしますが、全くない生徒を受けるわけにいきません。これは他の多くの頑張っている会員にマイナスの影響を与えないためでもあります。
実際に昨年は10名弱の方の入会をお断りしました。どうしても入会させたいという保護者の方もいらっしゃいましたが、本人に何とかしたいという気持ちが見られなかったため、お断りしました。
また入会した後に、努力をしない生徒や、私どもの指導を聞き入れない生徒についても、保護者の方に十分ご説明をしたうえで退会をしてもらっています。
これも昨年、実際に10名弱の方に退会をしてもらいました。
理由は同じです。
本当に何とかしたいと思って、学研CAIスクールで真剣に勉強している多くの生徒のことを大事にしているからです。いったんマイナスの影響が出始めると、一瞬でスクールがその雰囲気に包まれてしまいます。せっかくコツコツと努力してきた多くの生徒の何とかしたいという気持ちが一瞬で消えて行ってしまうのです。
学習塾で最も大事なのは、その学習塾の「質」です。
質を下げないからこそ、多くの保護者の方々からご賛同をいただいています。
学習塾の「質」というのは、どれだけ難しい問題の解説をするかというものではありません。たしかに一部の進学塾ではこれが重要視されます。しかしながら私どものスクールのように「何とかしたいが、どうしていいか分からない」と苦しんでいる生徒が多い学習塾にとっては「どれだけ助けてあげられるか」という「手伝いの仕方と内容」が「質」として強く要求されます。
この学習塾としての「質」を高い状態で維持するためには、場合によってはどうしても厳しい決断をしなくてはいけません。それは一筋の光を頼りに頑張っている多くの生徒のためでもあります。
このように学研CAIスクール富山本部校は、誰でも受け入れているわけではなく、結構厳しいスクールという一面も持っています。