先日体験にいらっしゃった保護者の方から、こんな質問がありました。
「勉強は何のためにするものか、ということに対する先生の考えを伺いたい」
即答しました。
「自分を正しく守るためです。」
最初はきょとんとされていましたが、詳しく説明したところ、強く納得をされたようです。
文部科学省は、来年からの学校教育の改定(正式には学習指導要領の改訂)で「生きる力」を育むとしています。
残念ながら、世の中はそんな甘いレベルでは生きていけません。生きる力ではなく「生き延びる力」と表現したほうがより正しいでしょう。
生き延びる力とは、最終的には自分を守る力です。進化とは生物が環境の変化に適用させることです。言い換えれば環境の変化に適用できた生物のみが生き延びることを許されます。
人間は自然環境のほか、社会という環境の中で生きています。本質はどちらも同じです。ただ変化のサイクルが圧倒的に短いのは社会という環境です。短い期間でコロコロ変わる環境の変化に適用できることが生き延びるために要求されます。
そのためには様々な情報を進んで入手し、それらを自分なりにまとめて整理して、これからの世の中を考えるということが必要になります。環境が変わってから適用させるのではなく、あらかじめ環境の変化を予測し、それに備えることです。これが「自分を正しく守る」ということの本意です。
学研CAIスクール富山本部校の代表は、目まぐるしく環境が変わる自動車業界のエンジニアとして20年のキャリアがあります。その間に自動車メーカーの研究所でハイブリッドカーのエンジンの開発に携わったり、アメリカに駐在して現地のアメリカ人エンジニアに技術指導を行ったという経歴を持ちます。
このような様々な環境での仕事を通して、社会人として「身を守る」必要性を十分に理解した代表が、将来を担う子供たちに、その「自分を正しく守る方法」を身に着けてほしい、と思いスタートさせたのが学研CAIスクール富山本部校です。