人工知能(AI)がいろんな分野で導入されてきています。いよいよ教育分野にもAIが導入されようとしています。
我々学研グループはその中でも最先端を走っていて、いま全国各地で実証実験を行っています。
AIが導入されると勉強の仕方はどうなるか、簡単に説明しますね。
例えば「連立方程式」が苦手な中2の生徒が連立方程式の計算をするとします。そこで間違えると、AIが自動的にその間違った原因を分析します。
連立方程式を解くには、中1で学ぶ「一次方程式」が理解されている必要がありますが、AIがその一次方程式の理解が不足している、と判断すると、自動的に一次方程式の単元が出てきて、それを学びなおしてから連立方程式に戻るという流れを作ります。
さらに一次方程式の理解も怪しい場合、AIはその原因と思われる単元(例えば文字式など)を自動的に出してきて、それを学ばせるようにします。
こうやってAI学習では、その生徒がある単元を解けない理由を自動的に分析して、それに対応した単元を学習する流れとなります。いわゆる「さかのぼり学習」です。
これは実に効果のある勉強方法で、基礎が固まるので確実に基礎力が上がります。このことは現在行われている実証実験で証明されています。
AIのすごいのは、データを多く集めることで、より精度の高い分析ができるようになる、ということです。ということはより生徒が問題が解けない原因を見つける精度がどんどん高くなる、ということです。
しかしそんなにうまくいかないのが学習指導です。現時点ではまだまだAIは「的を外した選択」をすることが多いというのが実情です。AIが普及するまでは、この精度をもっと上げる必要があるので、もう少し時間がかかると思いますね(とはいえ、データが集まりだすと一気に精度が上がるので、そうすると普及も一気に進むと思います)。
実は学研CAIスクール富山本部校は、このAI学習がやろうとしていることを、もう10年前からやっています。
多くの学習塾が点数や合格の競い合いをされていましたが、その間、私どもはこのあまりビジネスにならないことに多くの労力と時間を費やしてきました。
それは10年前の段階で、将来学習塾の学習指導もきっとそうなると確信していたからです。
その結果、学研CAIスクール富山本部校の学習指導はおそらくAIが絶対に介入できない領域まで進化しました。今後100年かかってもAIができないことを、学研CAIスクール富山本部校ではもうすでに実施してます(ごめんなさい。詳しくは企業秘密です)。
教育は進学ではありません。教育は社会のために施すものです。学研CAIスクール富山本部校は日本でも珍しい「教育塾」として、今後も次世代のことを考えた学習指導を行っていきます。