いよいよ来週県立高校の合格発表があります。
気が気でないお子さんや保護者の方々もたくさんいらっしゃるかと思います。
どのような結果になろうと、一つだけはっきりしているのは、4月になったら高校生になり、高校の授業が始まるということです。
高校の授業は中学校の授業と比較にならないレベルとボリュームで行われます。
ざっくり言えば、高1の勉強量は中3の勉強量の3倍はあります(進学校ではその割合はさらに増えます)。
予習も復習も、課題もやらなくてはいけません。
そのため、高校では、生徒がその高校の勉強についていけるかどうかを、事前にチェックします。
これが「入試」といわれるものの本当の姿です(決して高校に入るためのテストではありません。それは受験生側から見たものでしかありません)。
合格した(正式には「選抜された」)ということは、高校側から「その高校の授業についていくだけの基礎学力と「勉強の仕方」が身についているとみなされた」ということです。
ですので、高校はすごい量の課題を生徒に課し、すごい速さで授業を進めます。
高校に入ってドロップアウトする生徒は、ほとんどがこの量と速さについていけない生徒です。
そしてついていけない生徒のほとんどが理解するための勉強ではなく、「点数を取る勉強をしてきた生徒」です。
間違わないでください。点数を取るための勉強と、理解するための勉強は、全く別物です。
高校側が入試で見ているのは、点数ではありません。その点数が示すものを見ているのです。
高校の授業についていけない生徒の特長を挙げます。当てはまるものが多ければ多いほど、高校をドロップアウトする可能性が高くなります。
- 辞書を使わない
- 調べ物をしない
- ノートにまとめられない
- 整理して考えない
- 途中式を省く
- ノートがカラフル過ぎる
- 問題集の解き直しをしない
- 提出物を提出しない
そして、これらは中学生ではなく、小学生の時に身に着けていなければいけないことであり、さらにこれを子供に身に着けさせるのは、学校ではなく保護者の責任になっている、ということもお伝えしたいと思います。
正直に言います。これらをしっかり身に着けるためには最低2年はかかります。中2になってからでは遅すぎます。中1でも遅いくらいです。
お子さんのその勉強の仕方で高校の授業についていけますか?
点数のための勉強になっていませんか?
学研CAIスクール富山本部校は、進学塾ではなく「教育塾」として、一人でも高校でドロップアウトする生徒を減らすように、子供たちに正しい勉強の仕方を身に着けさせることも、大事な社会的使命の一つとして考えている学習塾です。