だいだい、天気の勉強なんて「ふ~ん」で終わっちゃうんですよ。実感が沸かないので。
しかし今日から木曜日まで大雪の予想です。
通勤や通学するには勘弁してもらいたい大雪ですが、ものは考えようです。
中2の理科で習った天気を理解するには絶好のチャンスではありませんか、ねえ、受験生の皆さん。
じゃあ見てみましょうか。
その前に、冬の典型的な気圧配置は?
学校で習いましたよね。「西高東低」でしたね。
では、今日の天気図を見てみましょうか。12/15のpm3:00の天気図です。そうです。今の天気図です。
(画像は日本気象協会のHPより拝借)
日本の西(北西)ロシアの大陸の上にはドーンと高気圧。東(北東)のオホーツク海には低気圧。
西に高気圧で東が低気圧。「西高東低」そのまんまです。おー、教科書の通りです。
じゃあ冬の季節風はどの向きに吹くんでしたっけ?「北西」って学校で習いましたよね。
早速見てみましょう。今日12/15の17:30の雲の状況です。
見ての通り、日本海で北西から南東に向かって幾筋もの雲がめちゃめちゃハッキリ映っています。これまた教科書に書かれていたこと「そのまんま」ですね。
で、どんな風に雪が降っているんでしょう。
雪が降っているのは日本海側だけですね。太平洋側はほとんど雪が降っていません。
ここでメカニズムを考えると、こうなります。これまた学校で習いましたよね?
(一般財団法人国土技術研究センターHPより拝借)
で、何のために勉強するか。これが私の言いたいことです。
勉強って自分のことを守るためにするもんですよ。
だって今日みたいに雪が降るって分かっているのに自転車に乗るって、自らを危険にさらすようなものですよ。
ちゃんと勉強ができたら、まず正しく情報を見つけられます。それからその情報を正しく整理することができます。
そうしたら正しく考えることができますよね。少なくとも自転車に乗るということはしないわけです。
ニュースの天気予報を見て「あ、この天気図だと寒くなるな」とか「こりゃ大雪が降るな」ということが分かれば、一枚多めに着たり、下着を厚めのものにしたりして、風邪をひかないように前もって準備ができます。
雪で歩きにくくなることが分かれば、遅刻しないために30分早く家を出ることもできます。
学校の遅刻は大目に見てもらえますが、大人になって雪を理由に遅刻することは基本的に許されませんからね。
雪が降る理由を勉強して点数を上げようとすることは大事です。しかし、何のために勉強するかということも、ぜひ一緒に考えて勉強してみてはいかがでしょうか。