この春より中学校の教科書が大幅に変わります。
もし、お子さんの勉強を見ていて、以下のことが当てはまる場合は、この春からの中学校の授業についていくのは厳しくなると思ってください。
- 問題を解くときにノートを使わない。
- 問題を解くときに参考となるものを開かない
これは、正しい勉強の仕方が身についていない生徒にみられる特徴です。
この春から、特に中学校での授業に、この勉強の仕方が強く求められることになります。
教科書は、国が定める教育の方針に沿って内容が決まります。この国の教育の方針が、ほぼ8年ごとに全面的に見直されるため、教科書もそれに合わせて全面的に見直しになります。そのタイミングがこの春というわけです。
国の教育方針がどうして変わるかというと、日本を取り巻く世界の情勢が刻々と変わるからです。
教育は社会にために施されるものです。変化する世の中に合わせて教育も変えていく必要があります。
では今回の国の教育方針はどうなるか、と言うと、簡単に言えば「自分で考える力を身に着けさせる」ということになります。
これまでは「どれだけ知っているか」という、いわゆる「知識」が重要でした。理由は単純で、考えるためにはそれなりの知識が必要だからです。そのため知識を優先とした教育が行われてきたわけです。
そのため入試や定期テストでは「どれだけ知っているか」「どれだけ問題の解き方を身に着けているか」を試す問題がほとんどでした。そして学習塾はこれらを高いレベルで身に着けさせるための学習指導を提供してきました。
たしかに考えるためには知識は必要です。
しかしながら、その知識を使って考えるということは、まったく別のトレーニングが必要です。
そこで国は学校教育における順番を変えました。
考えさせることを優先させ、必要に応じてそのために必要な知識を教えることにしたわけです(これをアクティブラーニングと言います)。
しかし、このアクティブラーニングを実施するにあたっては、ある「前提」が必要になります。
それは「自分で調べて、自分でまとめる」という力です。
今の教育で絶対的に不足しているのが、この「調べる力」と「まとめる力」です。
これらは小学校の勉強を通して(特に小5と小6の間に)身につけておかなければいけないことですが、現実として圧倒的に不足しているというのが正直なところです。
中学校では、これらの力が身についていることを前提に授業が進みます。特にこの春からの授業ではその力があるのとないのとでは、圧倒的に差がつくことは明らかです。
すでにこの傾向は定期テスト後で配られる素点票のグラフで見ることができます。
大きく2つの山ができていることにお気づきの方も多いと思います。
この2つの山は、頭が悪い・良くないの違いではありません。「勉強の仕方が身についているか」「身についていないか」の差です。
これがこの春以降、さらに上下に大きく分かれることになります。これはすでに十分予想ができます。
今からでも遅くはありません。
勉強の仕方が身につけば、ちゃんと学校の授業についていけるようになります。
学研CAIスクール富山本部北校は、学校の教育がこのようになるということを想定して、10年前から「勉強の仕方」を指導してきた、日本で唯一の「教育塾」です。
もし、お子さんの勉強が冒頭の2つに当てはまるときは、お早めに学研CAIスクール富山本部北校にご相談下さい。
私どもは一切入会の勧誘を行っておりません。ぜひ安心してお問い合わせください。