昔も今も、勉強の仕方はほとんど変わっていません。
保護者の皆さまが中学校の時にも学校の先生から「テスト前にはプリントや問題集を解き直せ」と言われたと思います。
これは昔も今も全く変わりません。
学研CAIスクール富山本部校のテスト対策も、基本はワークの解き直しです。当然予想問題集なども使いますが、学校のワークが3回解き直しできるようになることが何よりも先です。
したがって、このワークの解き直しがキチンとできるように、学研CAIスクール富山本部校では普段から生徒にトレーニングをしています。
私自身は当スクール以外に、公立の中学校でも講師をしていますので、定期テスト前になると中学校でも同様に子供たちに「テストに向けてワークを最低3回は解き直せ」と言っています。
もちろん私だけではなく、他の先生も全く同じことを言います。中学校によってはテストの範囲表に「ワークを何度も解き直すこと」と書いていることもあります。
ところが学校の先生は、ワークを解き直せ、とはいいますが、肝心な「どうして解き直しをしなくてはいけないのか」についてはあまり説明をしません。
当スクールでは、これが子供たちが解き直しをしない一番の原因と考えています。要は子供たちからすれば、なんの説明もなく「やれ」と言われても、納得ができないことはしたくない、ということです。
これは十分理解できることです。大人でもそうですもんね。
ということで、どうして解き直しをしなければいけないかをご説明したいと思います。これは当スクールでも中学校でも子供たちに伝えていることです。
結論を言えば「人間は3回繰り返さないと覚えることができない動物である」ということから来ています。
これを調べた人が「エビングハウス」という心理学者です。
エビングハウスは「人はどれくらい忘れやすいか」を、多くの人を使って実験をしました。あることを覚えてもらい、それが時間の経過とともに、どれくらい覚えているかを調べました。
その結果、人間は1週間で覚えたことの8割を忘れる、ということを見つけたのです。これはいろいろな人で何回実験を繰り返しても同じ結果でした。
実はエビングハウスの実験の面白いのはここからです。
じゃあ、もう一度覚えてもらったら忘れ方はどうなるか、という実験を行ったのです。その結果、1週間経っても、明らかに覚えていることが多いということを見つけました。
では同じことをもう一回繰り返したらどうなるか、二回繰り返したらどうなるか、ということを調べた結果、最終的に3回繰り返して覚えると、人は1週間たっても8割覚えていられる、ということが分かったのです。
このことは全世界の学校教育における学習の「基本中の基本」となっていて、少なくとも日本においては教員の全員がこのことを知っています(知らないと「モグリ」と言われても仕方がないレベルですね)。
テストとは「生徒がどれだけ理解しているかを試す」ものです。その理解度を点数で評価しています。
やはり学校の先生としては生徒に理解してもらいたいわけです。そうすると理解させるための勉強の仕方を教えなくてはいけません。
そうです。繰り返し学習しないと、十分に理解ができないのが人間です。
これが学校の先生が「ワークの解き直しをしろ」という理由です。
余談ですが、先日学校の先生に「ただ繰り返せと言っても子供たちはやらないものです。どうして繰り返さなくてはいけないかの説明をしなくては子供たちは納得しませんよ」とアドバイスをしました。
その先生はさっそくクラスで説明をしていて、その様子を見ましたが、やはり子供たちは真剣に聞いていましたね。
学研CAIスクール富山本部校は、これをさらに高いレベルで子供たちにも保護者の方々にも説明をして、そのうえで3回解き直すための仕組みを、8年前に構築しています。
このように、学研CAIスクール富山本部校は公立の学校の先生にも学習指導に関するアドバイスができる、全国でも珍しい「教育塾」です。
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