県立高校の一般入試の志願状況が
発表されました。
どうしても
倍率が気になってしまうのは
仕方がないことです。
しかし、あまり倍率に
一喜一憂することは
感心できることではありません。
特に保護者が一喜一憂すると
子供たちにそれらが伝播します。
一喜一憂したからと言って
何かが変わるわけではありません。
何も変わらないのであれば
今はやるべきことを
やることのほうが大事です。
倍率が高くてショックを受けて
やるべきことに
手がつかないというのは
最も避けなければ
いけません。
逆に倍率が1を切った高校を
受験する生徒も注意が必要です。
全員受かるとは限らないからです。
入試は入学するための試験では
ありません。
高校側がその高校の授業に
ついていくだけの
基礎的学力と勉強の仕方を
身に着けているかを
判断するだけのものです。
ですから、
それらが身についていないと
判断された場合は、
入学は許可されません。
学研CAIスクール富山本部校では
子供達に、高校に入ると、
勉強の量は中学でのそれに比べて
9倍になると伝えています。
質が3倍で量が3倍、
かけて9倍ということです。
子供たちには、
願書というお願いまで提出して
それだけのことが要求される
学校に進学するということを
自覚して勉強に励め、と
伝えています。
仕事でプロジェクトを
マネージメントしているときに、
私はよくメンバーに言いました。
「自分たちの力で変えられることは
どんどん変えていこう、
自分たちの力で変えられないことは
素直に受け入れよう」
倍率というのは
自分たちの力ではどうすることも
できません。
受験生の保護者の皆さまには
倍率で一喜一憂せず、
今、できることをするということを
お子さんに伝えてもらいたいと
切に思います。