富山が記録的な速さで梅雨明けしました。
当分はこの酷暑が続くようです。
こうなると気になるのが
熱中症です。
もしお子さんの体調が良くなく
以下の症状が見られたら
熱中症を疑ってください。
- 筋肉のこむらがえり
- 立ちくらみ
- 全身の倦怠感
- 脱力
- 頭痛
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
学研CAIスクール富山本部校の代表は
日本赤十字社認定の
救急法救急員ですので、
日本赤十字社の救急法に
基づく応急手当の仕方を
お伝えします。
- できるだけ風通しの良い日陰や屋内、冷房が効いている室内に避難させる
- 本人が楽な姿勢で横に寝かす。顔面が蒼白で脈が弱い場合は足を高くさせる
- 衣服を脱がせて体からの熱を拡散させる
- 意識があり吐き気や嘔吐がなければ水分補給をさせる。スポーツ飲料か経口補水液などを飲ませる(経口補水液の作り方は下に記します)
- 露出させた皮膚に水をかけてうちわや扇風機で扇ぐことで体を冷やす氷嚢などがあれば血管に近い頸、わきの下、太ももの付け根に当てて血液を冷やす
- 水分が補給できない、症状に改善が認められない、様子がおかしい、全身の痙攣がある場合はためらわず救急車を呼ぶ(救急隊が到着するまで冷却は続けて行う)
経口補水液は「OS-1」という商品が
ドラッグストアなどで購入できますが、
簡単に作ることもできます。
- 水 1リットル
- 砂糖 40g(大さじ4と1/2杯)
- 塩 3g (小さじ1/2杯)
与えるときは嘔吐をしないよう少量ずつ与えてください。
またご家庭で作った経口補水液は
雑菌が繁殖しやすいため、
半日で廃棄して作り直してください。
新型コロナの感染防止で
マスクをする子供たちも
いると思います。
マスクをしていると、
体の内部の熱が逃げにくいので
熱中症になりやすいです。
野外にいるときは、
他人と距離が取れない場合を除いて、
マスクを外すことも
熱中症予防に効果的です。
熱中症はなってしまうと、
どれだけ早く体を冷やすかが
重要です。
まずは熱中症にならないよう
気を付けてもらうと同時に、
万が一熱中症になったときは
この情報をもとに
正しい対処をお願いしたいと思います。