先日もお伝えしましたが、
学研CAIスクール富山本部校の
代表が発明した装置が
正式に特許を取り、
無事特許状がとどきました。
一応背景を説明しますと、
今回発明した装置は
富山を代表する
ベンチャー企業の製品で、
この企業は日本を代表する
ビジネス雑誌である
「東洋経済」誌が選んだ
「すごいベンチャー100」にも
選ばれています。
(2022年9月17・24合併号に掲載)
この企業「笑農和」の代表の下村さんと
学研CAIスクール富山本部校代表の山下とは
富山県が主催した
インキュベーション事業である
「とやま起業未来塾」の同期で、
山下が元エンジニアということから
技術支援の要請があり、
山下がサポートをしています。
さて、学習塾の講師が
装置の特許を取るといっても
子供たちへの学習指導とは
全然関係ない、と
思われる方がほとんどだと
思います。
ところが、山下から見れば
これは大いに関係があるのです。
それは
教育は進学や点数のためではなく
「教育は社会のために施されるもの」
だからです。
子供たちが社会に出たときに
一番要求されるのは、
答えのないものに対して
考える力です。
もちろん最初から
答えがないものに対して
考えさせることはできません。
ですから、学校では
答えがあるものを用いて
考える力の基礎を
養っているわけです。
これは
学研CAIスクール富山本部校も
同じです。
しかし私どもでも
問題の解き方を指導することは
当たり前に多くなります。
私ども教える側が
この問題の解き方ばかりに
注力していると
何のために学習指導をしているかを
見誤ることになります。
問題の解き方は
あくまでも手段であって
指導の目的ではありません。
私どもの目的は
子供たちに
自分で考える力を
身に着けさせることです。
そういう意味では
学習塾の講師が特許をとるというのは
子供たちに
問題の解き方ばかり
教えるのではなく、
教育者として
本来の教育が何のためにあるのかを
深く考えることに
つながるのです。