学校におけるテストを日本語に訳すと
「試験」になります。
試験の「試」とは
「試す」という意味です。
では「験」とは
どういう意味でしょうか。
「験」もまた
「試す」という意味です。
すなわち「試験」とは
「試すに試す」
という意味になります。
そこで大切になるのは、
「誰が誰を試すのか」
ということです。
これはもちろん「学校の先生」が
「子供たち」を試すわけです。
次に大事なのが
「何を試すのか」
ということです。
最初にお伝えします。
定期テストで
「この問題が解けるか」
ということを試す学校の先生は
公立の中学校においては
一人もいません。
それは定期テストの目的では
ないからです。
学校の先生が
定期テストで見ているものを
ざっくりまとめると、
まず
「この生徒は授業で習ったことを
正しく理解しているか」
ということと、
それと
「理解したことをもとに
深く考えることができるか」
「自分で考えたことを
自分の言葉で表現できるか」
ということの3点です。
本来これらは別々に見るものなので
全部まとめて点数にしてしまうのは
おかしいと言うこともできます。
テストの点数付けを
やめてしまった中学校のことが
ネット上で話題になることがありますが、
学校の先生からすれば
点数を評価しているわけではないので
点数をつけようがつけまいが
まったく関係ないわけです。
これは仕事でも同じですが、
テストをする側が何を見ているのかを
テストされる側が理解することは
極めて大事です。
学研CAIスクール富山本部校が
点数ではなく、
子どもたちの理解を最優先にした
学習指導をしているのは
このことを十分理解しているから
なのです。