いよいよ受験シーズンが始まります。
最近は全国的に入試の点数よりも
内申点を重視する傾向が高くなっています。
学力不振が原因で
高校を中退する子供たちが
年々増加していることは
皆さんご存じかと思います。
統計的にはっきりしているのは
内申点が低い生徒ほど、
高校を中退する確率が高い
ということです。
高校側も当然ながら中退者を
出したくありませんから
必然的に内申点を
重要視することになります。
その内申点ですが、
富山県の場合は中2から
つき始める、というのは、
多くの方がご存じのようです。
具体的には富山県の県立高校の場合、
2年生で45点満点、
3年生で90点満点が
内申点となります。
では、中2のどの時期から
つき始めるか、というと
逆にほとんどの方が
ご存じないようです。
実は内申点は
中2の1学期の始業式の日から
つき始まります。
3学期の結果が内申点になる、
という情報がありますが、
残念ながらこれは間違いです。
内申点は、通知表の「学年末」の
点数(評定)がそのまま使われます。
この「学年末」は3学期単独の結果を
表したものではありません。
「学年末」の評定は1学期から3学期の
1年を通しての評価となります。
すなわち2年生の始業式から
内申点がつき始めることになります。
(ちなみに5段階評価で9教科ありますから
5X9=45点という計算になります)
言い方を変えれば、2年生になるまでに
内申点を取るための準備が必要です。
内申点は、定期テストの結果だけでなく
提出物の有無やその内容が
大きく影響します。
受験生となり志望校を選ぶ際に
「中2の内申点が足りないから
その志望校は難しいねえ」と
ならないよう、
中1の皆さんはこの3学期の間に
中学生として要求される
勉強の仕方を
ぜひ身に着けておいて
ほしいとおもいます。