学研CAIスクール富山本部北校は
実は高校の部も開催しています。
(ただし中学校からの
持ち上がりの生徒のみで
高校からの新規入会は
受け付けていません。)
このため保護者から
理系に進むべきか
文系に進むべきかの
進路相談をよく受けます。
私どもは
「得意な教科と理系・文系は
必ずしも一致していません。」
「理系か文系かは、
どの教科が得意かではなく
本人のものの考え方を
基準に選んでください」
とアドバイスしています。
「乱暴に言ってしまえば、
多少理屈っぽく話すのなら理系で、
感覚で話すのなら文系です」
とアドバイスしています。
特に数学が苦手だから
文系を選ぶ、というのは
注意が必要です。
例えば経済学部は文系という
イメージがありますが、
実は学ぶことは
とんでもなく理系です。
微分積分が身についていなければ
全く手も足も出ません。
あまりに計算式が複雑すぎて
スーパーコンピューターを
駆使するほどです。
あと英語が得意だから文系と
いうのも注意が必要です。
英文学を学ぶのであれば
さほど問題はないのですが
将来海外で仕事をしたり、
海外資本の企業で外国語で
仕事をしようとするのであれば
外国人が得意とする
論理的思考力は必須なので
多くのケースで理系でないと
苦労することになると思います。
実際に東京外大では
この論理的思考力を
持っているかを
試すために、
入試で数学を
必須としています。
昔と今とでは
世の中が大きく変わっています。
多くの保護者の皆さんは
得意教科で理系か文系かを
選んだと思いますが、
もうそのような世の中では
ありません。
ぜひお子さんの「思考の傾向」を
進路判断の材料の一つと
してもらいたいと思います。