学校でも学習塾でも
学習にICTの導入が進んでいます。
先日埼玉で開催された
埼玉県NIE推進協議会の総会で、
元小学校長で日本新聞協会
NIEコーディネーターの
関口修司さんは、
国の学力テストの結果分析を基に
「ICT(情報通信技術)のデジタル機器は
使える必要があるが、使えば使うほど
学力が下がることが分かった」と
指摘したそうです。
実はこのICTの導入と学力の低下は
かなり早くから分かっており、
今から約10年前にOECDが
PISAの結果を基にして、
やはりICTの導入が進むほど
学力が低下する
という報告を出しています。
学研CAIスクール富山本部北校は
開校した14年前から
子どもたちの学習にICTを
活用していますが、
実はこの時点で、単にICTを
導入しただけではかえって
学力が下がることを
理解していました。
これは代表が元エンジニアであり、
コンピュータを使って図面を書く
「CAD」と呼ばれるものを
加工を知らない者が使って
図面を書くと、
ほぼ間違いなく
作ることができない
図面ができる、
ということを
よく知っていたからです。
そこで学研CAIスクール
富山本部北校では
その14年前から、ICTを使った
デジタル学習機器をどう使えば
学習効果が高まるかを
ずっと研究してきました。
このこともあって、
現在学研CAIスクール富山本部北校は
この分野において
全国の最先端を走っています。
これからさらに教育分野でも
導入が進む人工知能(AI)も
5年前の時点で
その先である
「ポストAI」の学習法に
進化させています。
ICTは大変に便利ですが、
ICTは道具です。
限界があります。
たとえを言えば
「食器洗浄機」でしょうか。
言うまでもなく、食器を洗って
乾燥までしてくれる
便利なものです。
しかしながら食洗器自らが
洗い物をラックに載せることは
できません。
洗い物をラックに載せることと
洗い終わったものを片付けるのは
人間の仕事です。
したがってICTを使った
学習においても
人がやらなくてはいけないところは
人がやる必要があります。
実はこの「線引き」こそが
ノウハウで、
このノウハウの絶対的な多さが
学研CAIスクール富山本部北校の
一番の強みです。
このノウハウを求めて、
全国から学習塾の経営者が
学研CAIスクール富山本部北校に
やってきます。
その中には学研本部も
含まれています。
14年間の研究を基にして断言します。
Aiやデジタル教材を
ただ導入しただけでは
確実に学力は下がります。
これは間違いありません。
デジタル学習機器が
絶対にできないことを
きちんと人がフォローする仕組みと
仕掛けができてこそ、
デジタル学習機器は
その強みを発揮します。
そしてその仕組みと仕掛けは
すぐに確立できるものではない
ということも合わせて
お伝えしたいと思います。